Windows Live メールで折り返し設定を有効にする方法

Windows Live メールは、「Outlook Express」および Windows Vistaの「Windows メール」の後継となるメールクライアントソフトで、Windows Vista と Windows XPに対応しています。Hotmail が使えなくなってしまった  Windows Vistaの「Windows メール」ですが、Windows Live メールでなら使えます。

さて、Windows Live メール。これもやはり Windows XP SP2 を導入した Outlook Expressや Windows メールと同じく、テキスト形式のメール送信時にメール本文が指定した文字数で自動的に改行されません。なお、Windows Live メールで送信メールをテキスト形式にする方法は下記の通り。

  1. Altキーを押してメニューバーを表示させ「ツール」から「オプション」を選択するか、ツールバーにある「メニューの表示」ボタンを押して「オプション」を選択する
  2. 「オプション」画面が開くので、「送信」タブを開く
  3. 「メール送信の形式」を「HTML 形式」から「テキスト形式」へ変更
  4. 「テキスト形式の設定」ボタンを押して「送信時に自動的に文字列を折り返す」が自分の都合の良い文字数になっているか確認。
    初期設定時は、76文字です。そのままでも構いません。
  5. 「OK」ボタンを押して、開いたウインドウを閉じる

さて、メール送信時にメール本文が指定した文字数で自動的に改行されない原因は、Windows XP SP2を適用後にOutlook Expressで起きたのと同じです。
Windows XP Service Pack 2 適用後、Outlook Express で折り返し設定が有効にならない

過去に私の本家のブログで「SP2のOutlook Express で自動改行を有効にする」と「Windows メールで折り返し設定を有効にする方法」を紹介しましたが、Windows Live メールも解決方法もこの応用でできました。Windows Live メールでの折り返し設定を有効にする方法は、下記の通りです。なお、レジストリを操作する作業です。作業される場合は、自己責任でお願いいたします。

レジストリ エディタを使って手動で作業する方法

  1. Windows + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  2. regedit と入力します。「OK」ボタンをクリック
  3. [レジストリ エディタ] が起動します。
    Windows Vista で[ユーザーアカウント制御] 画面が開いたら、[続行] をクリックしてください。
  4. 編集する値が保存されているサブキーを見つけます。HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftWindows Live Mail
  5. 以下の値を追加します。

    名前: Disable RFC2646 Wrapping
    種類: DWORD 値
    値のデータ: 1

    追加のやり方
    左側のウィンドウで [Windows Live Mail] キーが選択されている状態で、[編集] から[新規] [DWORD(32ビット)値] を選択します。右側のウインドウに[新しい値 #1] ができますので、この名前を[Disable RFC2646 Wrapping] に変更します。名前が変更されたら[編集] から [修正] と進んで[値のデータ] に 1 と入力し[OK] を押します。

  6. レジストリ エディタを終了します。

レジストリ エディタを使わずに、自動的に書き換える方法

  1. メモ帳に下記の内容をコピーして貼り付けます。

    Windows Registry Editor Version 5.00

    [HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftWindows Live Mail]
    "Disable RFC2646 Wrapping"=dword:00000001

  2. 出来上がったメモ帳のファイルを適当なファイル名で[名前をつけて保存] します。 なお、保存する際に、拡張子を[.reg] として下さい。
  3. 保存した [.reg] ファイルをダブルクリックします。
    Windows Vistaで[ユーザーアカウント制御] 画面が開いたら、[続行] をクリックしてください。
  4. レジストリ エディタの警告画面が開きますので、[はい] をクリックします。
  5. レジストリ エディタのメッセージ画面が起動します。[レジストリに正常に追加されました] と表示されたら成功です。
  6. [OK] ボタンを押して閉じます。
  7. 以上でレジストリが自動的に書き換わりました。

作業完了後、Windows Live メール を起動し、送信トレイに移した際、指定した文字数で改行されているかどうか確認してください。

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