Windows Live メールで Hotmail をサーバーに残す?
2008年6月26日 コメントを残す
Windows XP を使って、Windows Live メールで Hotmail の送受信をしています。この度、Windows Vistaを買ったので、両方のパソコンで Hotmail を受信したいと思い設定に挑戦してみました。ところが、Windows Live メールでは、アカウントのプロパティに「詳細設定」タブが見当たりません。Windows Live メールでは、メールをサーバーに残せないのでしょうか?
質問者は、ちょっと誤解をされているもようです。Windows Live メールだからメールをサーバーに残せないのではありません。Hotmail だから「詳細設定」タブがないのです。
この画像は、私のWindows Live メールで使っている某アカウントのプロパティ画面です。ご覧の通り、ちゃんと「詳細設定」タブがあります。
このようなアカウントで、受信メールをサーバーに残したい場合は、メニューバーの「ツール」-「アカウント」で設定を変更したいアカウントを選び、「プロパティ」を開きます。右の画像のように「詳細設定」タブを開き、「配信」にある「サーバーにメッセージのコピーを置く」にチェックを付け、「OK」ボタンを押せば良いのです。
なお、Windows Live メールの「ファイル」「編集」と言ったメニューバーが表示されていない場合は、Alt キーを押すか、ツールバーにある「メニューの表示」をクリックして「すべてのメニューの表示」を選択してください。
さて、先の画像で使っているアカウント。これは、Hotmail のアカウントではありません。では、Hotmail のアカウントでプロパティの画面を開くとどうなるのでしょう?
2枚目の画像が、私の使っている Hotmail アカウントのプロパティです。確かに上で紹介した某アカウントのプロパティと違い「詳細設定」タブがありません。
これでは、確かに「サーバーにメッセージのコピーを置く」が設定できませんねぇ・・・。
いえいえ、実は、これでいいのです。Hotmail の場合は、メール サーバーが HTTP サーバーなのでメール受信時にサーバーにメッセージを残さないようにする方ができないのでした。
「サーバーにメッセージのコピーを置く」の設定をする必要があるのは、POP3 アカウントの場合です。
つまり、Hotmail は「サーバーにメッセージのコピーを置く」という設定を特にしなくてもそのまま残っているのです。
Windows Live メールで Hotmail の送受信を行うと、自動的にWeb 上と同期を取ります。Windows Live メールで「受信トレイ」に入っている場合は、Web上でも「受信トレイ」に入っています。Windows Live メールで削除して「ごみ箱」に入れた場合は、Web上でもごみ箱に入ります。そして、Windows Live メールでごみ箱からも削除すると、Web 上でも「ごみ箱」から削除されます。つまり、Windows Live メールで「ごみ箱」から削除するとやっとサーバーからメッセージが削除されるわけなのです。
ということで、2台目のパソコンで、Windows Live メールをインストールし1台目と同じ Hotmail アカウントを設定したい場合、「サーバーにメッセージのコピーを置く」という設定をしなくても2台のパソコンで同じメールを管理することができます。
逆に考えると、現在、Windows Live メールに保存してある Hotmail の「受信トレイ」「下書き」「送信済みアイテム」「迷惑メール」「ごみ箱」の中身が2台目のパソコンにも全部ダウンロードされますので、ご注意ください。