Windows Live メール のアドレス帳
2009年1月6日 コメントを残す
この度、パソコンを Windows XP から Windows Vista に新調しました。Windows XP の Outlook Express で使っていたアドレス帳を Windows Live メールのアドレス帳へ移したいのです。そこで、Outlook Express のアドレス帳から CSV 形式でエクスポートして、Live メールのアドレス帳へインポートしました。すると、文字化けしてしまいました。こういった場合、どうしたら上手くできるのでしょうか?
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確認してみたところ、文字化けしているのは、日本語の部分でした。日本語は、英語と違って、漢字やひらがな、カタカナを2バイト文字で形成しています。この2バイト文字の部分をインポートやエクスポートする際に文字化けするのですが、それは文字コードの違いが原因でした。Windows Live メールでは、文字コードに [UTF-8] を使っています。しかし、Outlook Express では、[ANSI] という文字コードを使っています。この違いで、文字化けするのでした。
Outlook Express のアドレス帳から Windows Live メールのアドレス帳ならば、CSV形式ではなく、WAB形式でエクスポートし、インポートすれば大丈夫なのですが、この方は、どうしても CSV形式で行いたいのだそうです。 なお、Windows Live メールで WAB形式のエクスポートはありません。Windows Live メール同士は、サインインして同期を取るか、どうしてもエクスポート・インポートしたい場合は、名刺(VCF)でエクスポート・インポートしてみてください。
では、Outlook Express のアドレス帳からエクスポートした CSV ファイルを Windows Live メールのアドレス帳にインポートしたい場合です。次のようにして文字コードを変更してみてください。
- Outlook Express のアドレス帳からエクスポートした CSV ファイルを右クリックします。
- 表示されたメニューの「プログラムから開く」より、「メモ帳」(もしくは Notepad)を選択します。
- メモ帳のメニュー バーの「ファイル」を開き、「名前をつけて保存」を選択。
- 「名前をつけて保存」の画面が開きます。
下の方の「文字コード」欄が「ANSI」になっていることでしょう。右端の ▼ボタンをクリックして「UTF-8」へ変更します。 - 「保存」ボタンをクリック。 「名前をつけて保存の確認」が表示されますので、上書き保存します。
以上で文字コードが変更されました。再度、メモ帳で開き、表示されているデータ内に、文字化けがないかどうか確認してみてください。もし、まだ、文字化けした箇所がある場合は、手動で修正してみてください。
なお、「UTF-8」へ変更した CSVファイルは、Excel で開かないでください。Excel も通常は、文字コードに Outlook Express と同じ [ANSI] を使います。ただ、Excelの場合、初めて開く場合は文字化けすることがありますが、次からは「UTF-8」でも文字化けせずに開きます。しかし、Excelの場合は、何か操作して上書き保存すると「UTF-8」だったのが、自動的に [ANSI] に変わってしまいます。それに気がつかずに、Windows Live メールのアドレス帳でインポートすると文字化けしてしまいます。
ただ、ちょっと気になったのが、Windows Live メールのアドレス帳は、インポートが完了したメッセージが開かないことです。エクスポートも確認してみましたら、Outlook Express であったのような「アドレス帳のエクスポートは正常に完了しました」というメッセージがやはり開きませんでした。アドレス帳ではなく、「メッセージ」や「アカウント」のインポート・エクスポートであれば、メッセージが表示されるのですけどね。アドレス帳だけが表示されないようです。