Outlook Express や Windows Vista のアドレス帳を Windows Live メール 2011へ移行させる場合、旧のアドレス帳からエクスポートして、Windows Live メールのアドレス帳へインポートする、という作業をします。
エクスポートとは、同じ分野の違う製品を使っている場合、データを他のアプリケーションソフトが解釈できる形式でファイルを保存する機能のことで、インポートはそうやって共通の形式で書き出したファイルを読み込み、変換して利用できるようにすることです。
参考:エクスポートとは【export】 – 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
インポートとは【import】 – 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
Outlook Express のアドレス帳は、CSV 形式と WAB 形式の2通りにエクスポートできます。CSV 形式でのエクスポートのやり方は、過去にWindows Live メール のアドレス帳で紹介しました。そのページは、Windows Live メール 2009での方法ですが、インポートの仕方も紹介してあります。しかし、途中で文字化けします。これは、Windows Live メール2011でも同様で、CSV 形式だと文字化けを直す作業が必要です。よって、どちらかと言うと、WAB 形式の方が作業が楽です。
それでは、WAB 形式でエクスポートする方法で紹介しましょう。
Outlook Express のアドレス帳を「WAB 形式」でエクスポートしてから Windows Live メール 2011でインポートする
- Outlook Express のアドレス帳を開く
- メニューバーの「ファイル」より、「エクスポート」-「アドレス帳(WAB)」を選択します。
- 「エクスポートするアドレス帳ファイルの選択」画面が表示されますので、わかりやすい場所にファイル名をつけて「保存」ボタンをクリックします。
- 「アドレス帳が次の場所にエクスポートされました。」と表示されたら「OK」ボタンをクリック。
これで、Outlook Express のアドレス帳が WAB 形式で保存されました。
引き続き、Windows Live メール 2011 でインポートします。
- Windows Live メール 2011 でアドレス帳を開きます。
- 「ツール」内の「インポート」をクリックし、表示されたメニューの中から「Windows アドレス帳(.WAB)」を選択します。
- Outlook Express の「アドレス帳」からエクスポートした「WAB 形式」のファイルを指定し、「開く」をクリックします。
- アドレス帳へのインポートが始まり、しばらくすると「インポートが完了しました」と表示されます。「OK」ボタンで閉じます。
- Windows Live メール 2011のアドレス帳に正しく表示されているか確認します。
参考:Windows Live Solution Center:連絡先を Windows Live メールのアドレス帳にインポートするには