日経パソコン 12月27日号はいよいよ最終回

日経パソコンでの連載記事、「使って便利な Windows Live Essentials」も12月27日号で最終回です。日経パソコンで連載中の「使って便利な Windows Live Essentials」

実は、最初「私に六回もの連載記事を最後まで書くことができるだろうか?」とすごく不安だったのです。しかし、編集の担当者さんがすごく丁寧にフォローしてくださるので何とか書ききることができました。また、購読してくださっている皆様の応援のおかげでもあります。深く感謝しております。

さて、連載最後は、特別に「ファミリーセーフティ」と「Messenger」そして「Writer」と3種類のアプリケーションを紹介します。

ファミリーセーフティは、危険なWebサイトからわが子を守ってくれるソフト。子供に見せたくないWebコンテンツページやサービスにアクセスできないようブロックしてくれます。

Messenger は、お友だちとチャットをするためのソフト。オンライン上にいる友人知人とリアルタイムで会話ができます。そして、最新のMessenger は、チャットだけではなくSNS やブログと連携させることが可能になりました。特に、SNS サービスを利用して、友人知人のブログ更新情報を取得したり、公開された写真や画像も表示されるようになっています。

Writer は、ブログ投稿に特化したソフト。オフライン上でワープロ感覚でブログ記事を作成できます。

さて、今回は、初の試みもしてみています。ブログ「Windows Live 検証の館」と日経パソコン紙面とがコラボしました。どうぞ、記事共々、紙面でご確認くださいませ。

なお、日経パソコンは、一般書店では手に入りません。年間購読契約は、日経パソコン年間購読申し込みページでどうぞ。

広告

Windows Live メール を起動できませんでした。(0x00000000, 2)

Windows 7 32bit の Windows Live メール 2011 を起動しようとしたらでこんなメッセージが表示されました。

「Windows Live メール を起動できませんでした。」のメッセージ

実は、このメッセージが表示される直前、メッセージを作成している最中に、「応答なし」となり、Windows Live メール 全体が薄く白い画面になりました。Ctrl+Shift+Esc キーで「Windows タスクマネージャー」を起動して、「タスクの終了」から終了。その後は、「問題の解決に役立つ情報を Microsoft に送信しています」が出て、何やら送信していました。

パソコンを再起動させてから、Windows Live メール を起動してみたところで、こんなメッセージが表示されたのです。

さて、このメッセージには、こんな風に記載されています。

Windows Live メール を起動できませんでした。アプリケーションは Windows Live メール メッセージ ストアを開けませんでした。メッセージ データベースが見つかりませんでした。データベース ファイルを別の場所に移動した場合は、[OK] をクリックして、その場所に対してデータベース パスをリセットしてください。それ以外の場合は、[キャンセル] をクリックして進んでください。孤立したアカウントの既存のメッセージを表示することができます。 (0x00000000, 2)

こういうのが表示されたら、きっと「OK」をクリックしてしまうでしょう。でも、私は、データベース ファイルは、移動させていませんので「キャンセル」をクリックでしょうね。

次のメッセージがこれ。

Windows Live メール を起動できませんでした。アプリケーションは、Windows Live メール メッセージ ストアを開けませんでした。メモリかでぃs区の空き容量が不足しています。 (0x8000FFFF, 1400)

Windows Live メール を起動できませんでした。アプリケーションは、Windows Live メール メッセージ ストアを開けませんでした。メモリかディスクの空き容量が不足しています。 (0x8000FFFF, 1400)

そこで、「OK」をクリックしたら、メッセージが消えました。しかし、やはり Windows Live メール が起動しません。

検索して調べてみたところ、先のメッセージで「OK」を押しても「キャンセル」を押しても、次のメッセージが表示されて、まったくWindows Live メールが起動しないとのこと。ただ、たまに先のメッセージで「OK」をクリックするとうまく起動することもあります。

さて、この現象の対処方法です。2010年6月に Windows Live 検証の館 で、既に紹介していました。

Windows Live メールが起動できません

  1. エクスプローラーでWindows Live メールメッセージストアの保存場所を開く。特に移動させていない場合は、下記のパスをエクスプローラーのアドレスに入力すると開くことでしょう。
    %USERPROFILE%\Local Settings\Application Data\Microsoft\Windows Live Mail
  2. [Mail.MSMessageStore] ファイルを探し出します。
    image
  3. [Mail.MSMessageStore] ファイルを右クリックして削除します。
  4. エクスプローラーを閉じます。
  5. Windows Live メールを起動し、現象が改善されたかどうか確認します。

[Mail.MSMessageStore] ファイルを削除してみました。そうしたところ、Windows Live メールは起動しました。しかし、メールアカウントのサーバーの種類が「POP3」のタイプでは、受信トレイの中身が空っぽ、複数作っていた受信フォルダーもすべて無くなってしまいました。なお、Hotmail は、サーバー上と同期を取りますので、程なく表示されました。

Windows Live Solution Center:Windows Live メールを起動することが出来ない

上記の公式の解説にもあります通り、[Mail.MSMessageStore] ファイルを削除すると「すべてのメッセージを削除」することになってしまいます。

無くなってしまったメッセージは、「保存フォルダー」の「復元されたアイテム」内を探すとみつかりました。しかし、中をよく確認すると、まったく中身がなくなってしまったフォルダーもありました。

我が家では、Windows Home Server でバックアップを取ってありましたので、最終的にはそれで対処しました。しかし、バックアップを取っていない場合の POP3 サーバーのメールは、ある程度あきらめないとダメな模様です。

日本国内の全 Hotmail ユーザーが、Microsoft Office Web Apps を利用可能に

2010年12月8日、マイクロソフトは、個人向け無料クラウド型サービスである Windows Live が最新版への移行を完了したと発表しました。

Windows Live(R) 最新版への移行を完了

[お知らせ] Windows Live 最新版への移行を完了 ~ 日本国内の全 Hotmail ユーザーが、Microsoft Office Web Apps を利用可能に ~ – Windows Live

Windows Liveの各種サービスは、今年の夏より強化を段階的に進めていました。そして、やっと Windows Live Hotmail の日本国内の全ユーザー(約510万人、マイクロソフト調べ)が、Microsoft Office Web Apps を利用できるようになりました。これにより、Office 2010 を持っていなくても、日本の Windows Live Hotmail のユーザー全員 (=Windows Live ID を持っている方) に Microsoft Office Web Apps が利用できるようになりました・・・

とのことだったのですが、2010年12月8日現在、問題が発生している模様です。

Windows Live Solution Center: 【12月8日 問題発生中】Office Web Apps でファイルが開けない、編集できない問題について

2010年12月8日現在、SkyDrive 上に保存してある、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteのファイルを開こうとすると、下記のように「Internet Explorer ではこのページは表示できません」と言うエラーが表示されます。

Internet Explorer ではこのページは表示できません

回避方法や現在の状況も、【12月8日 問題発生中】Office Web Apps でファイルが開けない、編集できない問題について で随時公開されるとのことです。

2010年12月9日 10:00:
昨日、エラー表示されていた Office Web Apps ですが、確認してみたところ私の使っている Windows Live ID でですが、開くことができ、編集もできました。

2010年12月17日:
担当部署での復旧作業が完了し、Office Web Apps が正常に利用できる状態になったとのことです。

日本の Windows Live Hotmail のユーザー様全員 (=Windows Live ID をお持ちのお客様) が
ご利用いただけるようになりました。

iPhone で Hotmail の「電子メールの転送」と「新着メール通知」を使う

私の携帯電話を iPhone 4に変更しまして、メール関係をいろいろ見直しています。

今までの携帯は、WILLCOMで「メール放題」にしていたため、転送しまくって見ていました。

iPhone 4ではどうするといいのでしょう?

Hotmail には、「転送機能」と「新着メール通知」機能があります。iPhone の場合、どうすると良いのか紹介しましょう。

Hotmail を転送する方法

Hotmail の「受信トレイ」に届いたメールをiPhone 専用のPCメールアドレスに転送します。なお、Hotmail の場合、転送先は1か所しか設定できません。ただし、iPhone の場合は、転送しなくても iPhone 4 で Windows Live の「アドレス帳」と「カレンダー」を同期で紹介した「Microsoft Exchange」を使うと直接受信することも可能です。「iPhone の場合」で説明いたしますが、普通の携帯の場合は、これを応用すると利用できることでしょう。

  1. Hotmail にアクセスし、Windows Live IDでサインインします。
  2. 「受信トレイ」のページが開いたら、右上にある「オプション」をクリックし、表示されたメニューより「詳細オプション」をクリック
    右上にある「オプション」をクリックしたところ
  3. 「Hotmail のオプション」ページが開きます。
    「Hotmail のオプション」ページ
    このページの「アカウントの管理」の中に「電子メールの転送」がありますのでクリックします。
    「アカウントの管理」の部分
  4. 「電子メールの転送」ページが開きますので、「別の電子メール アカウントにメールを転送する」にチェックを付け、iPhone 専用のPCメールアドレス(○×△◎□@i.softbank.jp タイプ)を入力します。
  5. 「転送したメッセージのコピーを Windows Live Hotmail の受信トレイに保存する」かどうか考えます。保存するのでしたら、チェックつけましょう。
  6. 「保存」ボタンをクリックします。
    image
    ※ご注意 使っている Windows Live の Hotmail は、パソコンのメールソフトで送受信して使うか、定期的にブラウザーでサインインして使うようにしましょう。何もせずに放置して、270日以上経過すると「利用していないアカウント」とみなされ、Windows Live IDが削除されてしまいます。
  7. 以上で設定が完了しますので、。

しかし、転送させてしまうと、すべての受信メールが転送されてきます。メールを見るのは、パソコンでにしたい、iPhone には、メールが届いたことを知らせてくれるようにしたい。そんな場合は、「新着メールの通知」設定にすると良いでしょう。

Hotmail の「新着メールの通知」設定方法

  1. Hotmail を転送する方法で紹介した1~3のようにして「Hotmail のオプション」ページを開きます。
  2. 「Hotmail のオプション」ページの「電子メールを読む」の中にある「携帯電話への新着メール通知」をクリック。
    「Hotmail のオプション」ページの「電子メールを読む」
  3. 「携帯電話への新着メール通知」のページが開きます。初めて「携帯電話への新着メール通知」を登録する場合は、「Windows Live Mobile に新規登録」をクリックして登録します。
    初めての「携帯電話への新着メール通知」のページ
  4. 「携帯メール アドレスの入力」ページが開きますので、iPhone のS!メール(MMS)のメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。
  5. 「携帯電話情報の編集」が開きました。
    「携帯電話情報の編集」のページ
    「携帯メール アドレス」欄と「国/地域」を確認し、「携帯電話会社」の▼ボタンをクリックして「Softbank」を選択します。
    「携帯電話会社」の▼ボタンをクリックしたところ
  6. 「次へ」ボタンが押せるようになるので、「次へ」をクリック
  7. 「確認コードの入力」ページに移動します。同時に iPhone のS!メール(MMS)に「確認コード」が送られてきていることでしょう。届いた確認コードを入力して「次へ」をクリックします。
  8. 「携帯電話に送る通知サービスを選択」ページに移動します。「Messenger – 更新情報」と「Hotmailの新着メールの通知」の2つが設定できます。
    「携帯電話に送る通知サービスを選択」ページ
    必要に応じて受け取る設定をし、「保存」ボタンをクリック
  9. 「携帯電話への新着メール通知」のページに移動します。
    ※ここで、(3)の「携帯電話への新着メール通知」の表示と同じになってしまった場合は、「携帯電話で確認コードを受信したら、新規登録手続きを完了してください」の青い文字の部分をクリックしてみてください。
    「Hotmail に届くメッセージで、新着メール通知を携帯電話で受信するメッセージを指定します。 」内には「新着メール通知は必要ない」「すべての新着メッセージ ([ごみ箱] または [迷惑メール] フォルダーに自動的に振り分けられた場合を除く)」「アドレス帳に登録されている差出人からの新着メッセージ」「新着メール通知の条件で指定したメッセージ」の4つが選択できるようになっていますので、都合の良いものを選択し、「保存」ボタンをクリックします。
    2回目以降の「携帯電話への新着メール通知」のページ
  10. 以上で設定が完了します。

これで、Hotmail にメールが届くと iPhone の「SMS/MMS」に「Hotmail新着メールのお知らせ」と言う件名でメッセージが届きます。

iPhone の「SMS/MMS」に届いた「Hotmail新着メールのお知らせ」

後は、パソコンのメールソフトかブラウザでメールを確認します。また、iPhone 4 で Windows Live の「アドレス帳」と「カレンダー」を同期で紹介したように iPhoneの Windows Live Messenger でメールを確認しても良いでしょう。
Windows Live Messenger for iPhone 画面

ただ、パソコンのメールの場合、機械的に夜中に配信されるということもあります。寝付いたころに「iPhone が鳴って起こされた!」というのは、嫌ですね。そんな場合は、「Hotmail新着メールのお知らせ」を止める時間帯を指定しましょう。

  1. 「携帯電話への新着メール通知」のページを開き、「Windows Live Mobile の設定を変更するには、ここをクリックしてください。 」のリンク部分をクリック。
    「携帯電話への新着メール通知」の「Windows Live Mobile の設定を変更するには、ここをクリックしてください。 」
  2. 「通知設定の変更」ページに移動するので、「Hotmail」の下にある「配信設定のセットアップ」をクリック
    「通知設定の変更」のページの「Hotmail」の下にある「配信設定のセットアップ」
  3. 「配信設定のセットアップ」に移動する。「通知を受信する」が「はい」になっているのを確認。「通知を受信しない時間帯」の「さらに追加」をクリック
    「配信設定のセットアップ」のページ
  4. 「通知を受信しない時間帯」を設定する。「開始時間」「終了時間」「曜日」と設定し、「受信した通知への対処」では「削除する」のか「後で受信する」のか決める。
    「通知を受信しない時間帯」設定画面
  5. 設定し終えたら「保存」ボタンをクリック。

以上で、設定した時間帯には、iPhone に新着メール通知が届かなくなることでしょう。

XBox + Kinect で Windows Live Messenger

とっても楽しそうな情報をいただきました。

KinectのVideo ChatはWindows Live Messengerともつながりますよ。

教えていただいたのは、この動画。

2011年1月27日 追記
日本語版字幕の付いた動画が公開されました。
Windows Live Messenger と Xbox Kinect でビデオチャットを楽しもう

さて、実際にどうするとできるのか、確認してみました。なお、Kinect ビデオを利用するには、Xbox Live ゴールド メンバーシップ(有料)が必要なようです。(我が家は、Xboxを使い始めたばかりなので、1か月間無料で使えるもよう)

準備

  1. Kinect が接続されている Xbox を起動。
  2. 手を振って、Kinect センターを開く
    XBox 「スポットライト」の画面
  3. 「ビデオ Kinect」を選択
    Kinect センター
    「ビデオ Kinect」が表示されない場合は、「サインイン」を選択して、Windows Live IDでサインインする。
  4. 「ビデオ Kinect」を選択すると、「ゲームコンテンツ」としてダウンロードを促されるので、ダウンロードする。
    アップグレードもあるので、2回ダウンロードしました。
    ゲーム追加コンテンツダウンロード中

こんな感じで準備ができました。それでは、ビデオチャットをしてみましょう。

Xbox のKinectでビデオチャットをする方法

  1. Kinect が接続されている Xbox を起動。
  2. 手を振って、Kinect センターを開く
  3. 「ビデオ Kinect」を選択
  4. 「Messengerにサインイン」を選択
  5. 「Messenger」の「サインイン」をコントローラーの「A」ボタンで選択
    Messengerのサインイン画面
  6. Messenger にWindows Live IDを使ってサインインする
    ここでパスワードを覚えるよう選択しておけば、以降、Windows Live ID やパスワードの入力の必要がなくなる。
  7. 「知り合いの表示」が出るが、ここは「B」ボタンで戻る
    なお、このまま「知り合いを表示」でオンライン上にいる人を選択すると、テキストでチャットができました。しかし、Xbox での文字入力はコントローラーを使うのでかなり面倒です。
  8. 左側にオンライン上にいる人が表示されいるので選択
    Kinect ビデオのフレンド選択画面
  9. ビデオチャットの招待が相手に行くので、「承認」するのを待つ
  10. ビデオチャットが始まる
    Kinect ビデオでチャット中
    ※チャット画面に映っているのは、その昔、アナザーワン・プラスがアナザーワンだったころに作ってもらった人形。
  11. チャットを終了する場合は、下の方にある丸いアイコンを手で選択。
    下の方にある丸いアイコン
  12. 「ビデオ Kinectのオプション」が表示されるので「終了」を選択
    「ビデオ Kinectのオプション」
  13. 「会話を終了しますか?」と表示されるので「はい、終了します」を選択
    会話の終了確認画面 

面白いのは、Kinect の前で動くとが自動的に追いかけてくれること。立っても座っても、左右に動いても、カメラがついてきてくれました。また、ビデオで紹介されていますが、人が増えるとその人も映してくれるようになるようです。これで、出張中のお父さんとリビングにいる子供たちとでビデオチャット!なんて楽しめそうですね。