Excel ファイルを Excel Web App で開いたらサポートされていない機能があると出る
2011年7月25日 コメントを残す
SkyDrive に保存してあるExcelファイルを「ブラウザで編集」で開きました。そうしたところ、「ブラウザーで編集する場合、サポートされていない次の機能を削除したファイルが作成されます」と表示されました。このExcel ファイルには、テキストボックスを挿入してあるのです。試に「コピーして編集」をクリックしてみましたら、確かに入れてあったはずのテキストボックスが表示されませんでした。これは、どうなっているのでしょう?
Office Web Apps は、パソコンにインストールされている Microsoft Office 製品のアプリケーションと違い、すべての機能が使えるわけではありません。一部使えない機能もあります。
質問者さんのExcel ファイルの場合、SkyDrive 上の保存した Excel のファイルをブラウザ上で閲覧しようとすると、下記のように黄色いバーで「サポートされていない機能 このブックには、ブラウザーで表示できない機能が含まれています。」と表示されることでしょう。
これは、そのブック内に Excel Web App では、対応していない機能が含まれていることを示しています。このまま「ブラウザーで編集」をクリックして Excel Web Appで編集しようとすると、質問者さんのいうように、「ブラウザーで編集する場合、サポートされていない次の機能を削除したファイルが作成されます」と表示されることでしょう。
この画面の「コピーをして編集」をクリックすると、「名前を付けて保存」が表示されて、元のExcel ファイルのコピーを作ることができます。そして、そのコピーファイルは、Excel Web App で対応していない機能を削除されています。しかし、Excel Web App で対応していない機能のあるExcel ファイルは、そのまま残っているはずです。
そのファイルで、今後も Excel Web App を使って編集をしたい場合は、対応していない機能を削除したファイルの方を使うといいでしょう。
しかし、どうしても、削除されると困る機能であるのならば、一時的に Excel Web App を使います。そして、後で、Excel Web App で編集した部分をパソコンにインストールされている Excel アプリケーションを使って編集し直す必要があります。
なお、Excel Web App でサポートしていない機能には、質問者さんのように Excel Web Appでブックを表示するけれども、サポートされていない機能を表示しないタイプと、Excel Web Appでは全く表示できないタイプとがあります。ブラウザー上で全く表示できないタイプの場合は、下記のように「このブックは、ブラウザーでは表示できない次の機能が含まれているので、開くことができません」とメッセージが表示されます。
このように表示された場合は、ブラウザー上での閲覧、編集はあきらめ、「Excelで開く」をクリックしてパソコンにインストールされている Excel アプリケーションで閲覧、編集してください。そして、どうしても、Excel Web App を使いたい場合は、サポートしていない機能(上記画像の場合は、「シートの保護」)を削除してから、SkyDrive 上に上書き保存してみてください。
参考:Excel Web App ヘルプ:ブラウザーと Excel でのブックの使用の相違点
Excel Web App ヘルプ:Excel Web App によりサポートされていない機能が含まれるブックを編集する