SkyDrive 上の Office ファイルを Office デスクトップアプリケーションで開きたい :Win7 版 その後(2)

SkyDrive 上の Office ファイルを Office デスクトップアプリケーションで開きたい :Win7 版 その後(1)の続き。

先の記事で、Excel 2007 の起動後に開くサインイン画面が「.NET Passport」から「Windows Live ID」に変わってしまったことと、

Windows Live ID サインイン画面

「Windows Live ID」サインイン画面の他に 「Windows セキュリティ」のサインイン画面が開くことを紹介しました。

Windows セキュリティ

しかも、これらのサインイン画面は、開いたり、開かなかったりします。

この規則性が少しわかりました。

まず、「Windows セキュリティ」のサインイン画面はの情報は、WebClient サービスのオンメモリ上で認証情報を保持します。よってこの情報を削除したい場合は、パソコンを再起動させるか、WebClient サービスを再起動させます。WebClient サービスは、コントロール パネルの「管理ツール」から「サービス」を開くと見つかるでしょう。

次に、「Windows Live ID」サインイン画面は、レジストリ (HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\Common\Internet\Server Cache 内)にて認証情報を保持します。

レジストリ エディターで HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\Common\Internet\Server Cache を開いたところ

「Windows Live ID」のサインイン画面で「自動的にサインインする」にチェックを付けなくても、次回アクセスした際、「Windows Live ID」のサインイン画面が開かないのは、レジストリで認証情報が保持されているからです。「Windows Live ID」のサインイン画面を再度表示させたい場合は、レジストリ エディターで該当する Server Cache 内のフォルダーを削除します。どれが該当するのかわからない場合は、Server Cache 内にあるフォルダーを全部削除してしまっても構いませんが、違うものまで削除してしまわないよう十分注意してください。できれば、レジストリ エディターで削除する前にレジストリのバックアップを次のようにして作成しておきましょう。 メニューバーの「ファイル」-「エクスポート」を選択、何のレジストリ ファイルかわかる名前を付けて保存しておきます。

また、ファイル ‘https://●●●.docs.live.net/○○○/(ファイル名)’にアクセスできません。」と言うエラーメッセージが表示された際の情報を削除したい場合は、SkyDrive 上の Office ファイルを Office デスクトップアプリケーションで開きたい 【Win7 版 解決編】で紹介したように作業してもいいですし、レジストリ エディターで Server Cache 内のフォルダーを削除してもいいでしょう。

それにしても、コマンド プロンプトを使ったり、レジストリ エディターを使ったりするのは、嫌なものですよね。何とかならないものでしょうかね。

この件は、また何かわかりましたら、紹介いたします。

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