SkyDrive の無料で利用できる容量が変更

2012年4月24日、新しい SkyDrive の機能が使えるようになったことは、SkyDrive for the Windows を使ってみたで紹介しました。さて、新しい機能の他にも、重要なことが変更されました。

SkyDrive ストレージのアップデート: 柔軟性の高い新たなアプローチでパーソナル クラウド ストレージを実現しました。パワー ユーザーの皆様は、ニーズの拡張に合わせて有料のストレージを追加できます。

この部分。有料の SkyDrive ができたと共に、今まで、25GBまで無償だったのが、7GBまでになりました。

ただし、2012年4 月 22 日時点で SkyDrive にご登録済みで、なおかつ何等かのファイルをアップロード済みのユーザーは、自分で登録を変更することで25GBまでの無料ストレージを維持することが可能です。また、2012年4月1日時点で、4GB 以上を利用しているユーザーは、自動的に25GBの無料ストレージになっているとのことです。

ちょっと確認してみました。

  1. SkyDriveへサインインします。
  2. SkyDrive へアクセスできると、左側の欄で「空き容量」が確認できることでしょう。確かに、「7GB」と表示されています。
    SkyDrive ページの左側
  3. 「空き容量」の下の「容量の管理」をクリックします。
  4. 「容量の管理」ページが開きます。「容量の無料アップグレード」と言う吹き出しの付いた「無料アップグレード」ボタンが見えることでしょう。
    「容量の管理」ページ 容量の無料アップグレードができるタイプ
    吹き出しを「×」で閉じます。
  5. 「無料アップグレード」ボタンをクリック。
    無料アップグレード中
  6. 「アカウントがアップグレードされました」と表示されたら成功です。「閉じる」ボタンをクリック。
    アカウントがアップグレードされました
  7. 以上で25GBまで、SkyDrive が無料で使えるようになりました。
    容量が無料アップグレードできた

また、これからは、25GBでは足りない場合も年間料金を払えば、追加も可能となりました。20GB追加で年間800円。50GBで年間2,000円。そして、100GB追加で年間4,000円です。

しかし、今まで、SkyDrive を全く使っていなかったり、これから新たに Windows Live IDを取得した場合は、7GBまでしか使えないようになっていました。
「容量の管理」ページ 容量の無料アップグレードができないタイプ

また、SkyDrive で「グループ」を作っていた場合、25GBまで無料アップグレードできるユーザーは、従来通りの5GBまで利用可のです。
25GBまで無料アップグレードできるユーザーは、グループの容量が5GBまで

しかし、7GBまでしか利用できないユーザーが、グループを作成すると、1GBまでしか利用できません。
7GBまでしか利用できないユーザーは、1GBまで
しかも、料金を払って容量を追加したとしても、このグループの容量は増やせないとのことでした。

一度、全てのWindows Live ID でSkyDriveにサインインして確認してみてくださいね。

2012年6月4日 追記:
無料アップグレードの期間が終わった模様です。詳細は、SkyDriveの無料アップグレードが表示されないをご参照ください。

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SkyDrive for the Windows でサインインする ID を変更したい場合

SkyDrive for the Windows を使ってみたで「後から、別の Windows Live IDでサインインし直すのは、ちょっと厄介なようです。」と紹介しました。

どんな風に面倒なのかも紹介しましょう。

  1. 通知領域の SkyDrive アイコンを右クリックし、表示されたメニューから「設定」を選択します。
    通知領域の SkyDrive アイコンを右クリック
  2. 「バージョン情報」タブを開きます。
  3. 下の方に「SkyDrive のリンク解除」ボタンがありますので、クリックします。
    SkyDrive の「バージョン情報」タブ
    ※「SkyDrive のリンク解除」を実行しても、同期をしたフォルダーは削除されず残ります。
  4. 「SkyDrive へようこそ」が開きます。「使ってみる」ボタンをクリック。
    「SkyDrive へようこそ」
  5. 「サインイン」画面が開きます。使いたい Windows Live ID とパスワードを入力し、「サインイン」ボタンをクリックします。
    「サインイン」画面
  6. 「SkyDrive フォルダーを設定します」が開きます。お使いのパソコンのエクスプローラーに、SkyDriveに保存されているフォルダーが表示されるよう専用の「SkyDrive」フォルダーが出来上がるわけですが、これが既定では C:\Users\<UserName> にできます。しかし、先に、SkyDrive フォルダーがエクスプローラーに登録されています。違う Windows Live ID の「SkyDrive」フォルダーは、先に作った所とは違う場所に作った方が無難でしょう。「変更」ボタンをクリックしします。
    「SkyDrive フォルダーを設定します」
  7. 「フォルダーの参照」が開きます。C:\Users\<UserName>を選択して、「新しいフォルダーの作成」ボタンをクリックし、新しいフォルダーを作成しましょう。新しいフォルダーに適切な名前を付けたら「OK」ボタンをクリックします。
    「フォルダーの参照」
  8. 「SkyDrive」フォルダーを保存する新しい場所が指定できましたので、「次へ」ボタンをクリック。
  9. 「ファイルへどこからでもアクセス」が開きますので、「完了」ボタンをクリック。
    「ファイルへどこからでもアクセス」

以上で、別の Windows Live ID でのサインインが完了します。

エクスプローラーの「お気に入り」には「SkyDrive」が表示されます。しかし、これは、サインインしている「SkyDrive」が表示されるようになっていました。
SkyDrive for Windows のインストール後のエクスプローラー(Windows 8 CP)

そして、前の Windows Live ID のSkyDrive も、別フォルダーにしてありますので、ちゃんと残っていました。

さて、こうやって作業後、再び、前の Windows Live ID でサインインするとどうなるのでしょう。とりあえず、先に紹介したように1~4まで作業します。5で、前の Windows Live ID でサインイン。6では、「SkyDrive」フォルダーをそのWindows Live IDの際に指定したものにします。

すると、「この SkyDrive フォルダーにはファイルが既に存在ます」と言うメッセージが開きます。「この場所を使用」ボタンをクリック。
「この SkyDrive フォルダーにはファイルが既に存在ます」

「ファイルへどこからでもアクセス」が開きますので、「完了」ボタンをクリックすれば、完了です。

以降は、この「SkyDrive」フォルダーの位置をいちいち指定する必要が出てきます。間違えてしまうとどうなるのでしょう?同じフォルダーを指定してしまうと「統合される」とあります。検証してみたい気もしますが。多分、一つのSkyDrive の中にもう一つ違う ID のSkyDriveフォルダーが丸ごと入り込んでしまうのではないかと。確認してみたいような気もしますが、ちょっと怖いので、保留します。(;^_^A アセアセ…

その他:SkyDrive デスクトップアプリについての FAQ – Microsoft Answers

2013年2月22日 追記:
SkyDrive アプリが更新されまして、やり方に変更があります。詳細は、SkyDrive デスクトップアプリでMicrosoft アカウントを変更したい場合でご確認ください。