Windows 8.1でOneDriveなのにSkyDriveになってる

Windows 8.1を使っています。SkyDrive から OneDrive にアップデートされましたが、何だか変です。エクスプローラーのナビゲーションバーは、OneDrive と表示されています。しかし、ユーザーフォルダー内には、いまだ「SkyDrive」というフォルダーになっています。これは、どうなっているのでしょう?

「ユーザーフォルダー内」というのは、C:\Users\<User_name> とのこと。早速、我が家のWindows 8.1でも確認してみました。すると、確かに、ナビゲーションバーは、OneDrive になっているのに、C:\Users\<User_name> 内では、SkyDrive になっているのがありました。

エクスプローラーでC:\Users\<User_name>を開いてみた

しかし、中には、C:\Users\<User_name> 内も OneDrive になっているものもあります。
C:\Users\<User_name> 内も OneDrive

そして、両方あるタイプも。

C:\Users\<User_name> 内に OneDrive と SkyDrive の両方ともある

ただし、この両方あるタイプの「OneDrive」フォルダーの中は空で、この時点では使われていませんでした。

何が起きたのかは、よくわからないのですが、「更新日時」を見ると、2014年7月31日に何かあったようですね。

Windows Update で更新履歴を確認してみましたが関係の有りそうな更新プログラムはインストールされていないようです。

2014年7月31日辺りにインストールされて更新プログラム

では、ナビゲーションバーの OneDrive がどこを参照しているのか、確認してみましょう。

  1. ナビゲーションバーの OneDrive を右クリックして、表示されてメニューの「プロパティ」を選択。
    ナビゲーションバーの OneDrive を右クリック
  2. 「OneDrive のプロパティ」の「場所」タブを開きます。
    「OneDrive のプロパティ」の「場所」タブ

これで、確認すると、C:\Users\<User_Name>\SkyDrive を参照しているので問題ないようです。

しかし、「標準に戻す」ボタンが押せる状態です。試しに「標準に戻す」ボタンを押してみました。すると、C:\Users\<User_Name>\SkyDrive から C:\Users\<User_name>\OneDrive に変わりました。
「標準に戻す」ボタンを押したら C:\Users\<User_name>\OneDrive になった

※この作業開始前に、OneDrive から開いているファイルは閉じておきましょう。

「OK」ボタンを押すと、「OneDrive」フォルダーがないタイプでは、「新たに作成しますか?」とメッセージが出ました。
「新たに作成しますか?」のメッセージ※この作業開始前に、OneDrive から開いているファイルは閉じておきましょう。

「はい」を押します。次に「元の場所のすべてのファイルを、新しい場所に移動しますか?」と表示されました。
「元の場所のすべてのファイルを、新しい場所に移動しますか?」のメッセージ

これも「はい」を押します。

C:\Users\<User_Name> 内に、「OneDrive」フォルダーが出来上がり、ファイルの移動が始まりますので、しばらく待ちます。移動がが完了すると 、Web 上と同期が開始されました。

同期が完了したところで、元々あった C:\Users\<User_Name>\SkyDrive は削除。

どうしても、気になる場合は、こんな風に移し替えてみてください。

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Bing Bar の「メール」で Outlook.com のアカウントの追加

Internet Explorer で Bing バーを使っています。「メール」の部分を開くと、「Outlook」と「Gmai」が表示されました。Gmail は、メールアドレスとそのパスワードで簡単に設定できました。「Outlook」で Hotmail.co.jp や Outlook.com のメールアドレスを追加してみたのですがうまくいきません。「ユーザー名またはパスワードが正しくありません。もう一度やり直してください。」と表示されます。これは、どうなっているのでしょう?

Windows 8.1のInternet Explorer 11で確認してみました。Bing Bar のバージョンは、Ver.7.3.132.0 でした。

追加登録してみたのは、Outlook.com などにちゃんとサインインできる Microsoft アカウントです。しかし、「ユーザー名またはパスワードが正しくありません。もう一度やり直してください。」と表示されました。

image

この Microsoft アカウントは2段階認証を設定してありますので、アプリパスワードを生成してもみたのですが、同じように「ユーザー名またはパスワードが正しくありません。もう一度やり直してください。」と表示されます。

この他、2段階認証を設定していない Microsoft アカウントでも確認してみましたが、同様にダメでした。

そこで、いったん、Bing Barを「プログラムと機能」を使ってアンインストールしてみました。

「プログラムと機能」で Bing Bar をアンインストール

Bing Bar から「いますくガウンロード」を押して、通知バーの「実行」を押します。

今すぐ Bing バーをダウンロードしよう!

再インストール後は、バージョンが 7.3.126.0 に下がってしまいました。

image

しかし、相変わらず、「ユーザー名またはパスワードが正しくありません。もう一度やり直してください。」と表示されます。

ところが、Gmail の方は、難なく追加できました。2段階認証を設定いるアカウントは、アプリパスワードの生成をする必要がありますが、問題なく登録できました。
Gmail は、Bing Bar に登録できた

そんな中、Bing Maps Development MVPの Daisuke Yamazaki さんより情報をいただきました。「POP を使ったデバイスとアプリの接続」を確認してみてください、とのこと。(情報提供に感謝)

次のようにします。

  1. Outlook.com へサインインして、右上にある「歯車」マークを押します。
  2. メニューから「オプション」を選択。
  3. 「アカウントの管理」内にある「POPを使ったデバイスとアプリの接続」を選択
  4. 「POP」が「無効にする」になっていたら「有効にする」に切り替えます。
    すると、「ダウンロードしたメッセージを削除中」が表示されます。ここは、「アプリまたはデバイスによって Outlook.com からメッセージが削除されないようにします。アプリまたはデバイスによってメッセージが削除されるように設定されている場合、代わりに Outlook.com がメッセージを特別な POP フォルダーに移動します。」にしておくといいでしょう。
  5. 「保存」ボタンを押します。

これで、「メール」で「Outlook」を選択して、アカウントを追加してみたところ、うまくいきました。

Bing Bar の「メール」に Outlook.com が登録できた

KB2962409 を入れたら OneDrive の同期ができなくなった(2)

KB2962409 を入れたら OneDrive の同期ができなくなった の続き。

最近、Windows 8.1に KB2962409 を再度インストールして、様子を見ていたのですが、またもや変になりました。

通知領域を確認しますと、OneDrive アイコンに青い「同期中」の印がついたものが大量に表示されています。

通知領域にOneDrive アイコンがいっぱい

そして、それをマウスポインタなどで抑えると、それが徐々に消えて、最後は、OneDrive アイコンが全部なくなってしまいました。

OneDrive アイコンが無くなった

こうなってしまうと、エクスプローラーでOneDrive内にファイルを保存するのですが、Web 上には上がりません。また、「オフラインのみ」になっているファイルを「オフラインで利用可能」にしようと思うのですが、全くダウンロードできません。

そして、OneDrive アプリで、「オフラインのみ」になっているファイルを「オフラインで利用可能」にしてみる野津が、「ダウンロード中」の印が出たまま、全く動きません。

OneDrive アプリでのファイルダウンロード中の印

しかも、KB2962409 をアンインストールしてみても、この症状は全く変わりがありませんでした。

やってしまった。。。orz

こうなってしまった場合の修正方法です。まず、いったん、Microsoft アカウントの関連付けを解除します。

  1. PC設定の「アカウント」-「お使いのアカウント」で「関連付けを解除する」を押します。
  2. 「ローカルアカウントの切り替え」画面が表示されるので、現在のパスワードを入力して、「次へ」ボタンを押します。
  3. ローカルアカウントの「ユーザー名」と「パスワード」そして、「パスワードのヒント」を入力して、「次へ」を押します。
  4. 「サインアウトと完了」ボタンを押します。

サインアウトしたら、新しく設定したローカルアカウントでサインインします。再度、今まで使っていた Microsoft アカウントで関連付けます。

  1. PC設定の「アカウント」-「お使いのアカウント」で「Microsoft アカウントに関連付ける」を押します。
  2. 「Microsoft アカウントに切り替える」画面が表示されるので、現在のパスワードを入力して、「次へ」ボタンを押します。
  3. 「Microsoft アカウントへのサインイン」が表示されるので、Microsoft アカウントとそのパスワードを入力して、「次へ」ボタンを押します。
    2段階認証を設定している場合は、指示に従いコードを取得します。
  4. 「OneDriveをお使いになれます」と表示されたら、「次へ」を押します。
  5. 「Microsoft アカウントに切り替える」で「切り替え」ボタンを押します。

OneDrive の同期が始まりますので、しばらく待ちます。

さて、ここで気がついたのですが、KB2962409 をアンインストールしたのに、通知領域の OneDrive アイコンをクリックするとこんな表示。
通知領域の OneDrive アイコンをクリック

右クリックしても、詳細なメニューが表示されました。
通知領域の OneDrive アイコンを右クリック

どうやら、オプションではない更新プログラムで修正されているようですね。

さて、Windows Update を確認すると、オプションに KB2962409 が表示されます。

Windows Update を確認してみると KB2962409 が見つかる

しかし、KB2962409 のインストールは、もう見合わせた方がいいでしょう。

OneDrive を仲間で使うことについて

OneDrive は、知人や友人と共有して使うことができます。その方法は、 OneDrive で知人に写真を公開したい で紹介しました。

ところが、この「OneDriveを共有できる」ということが、間違って認識している人が多いのでしょう。OneDrive でのトラブルが発生しています。それは、こんな具合です。

Aさんがパソコンを使って OneDrive を作成しました。そして、仲間に見てもらいたいファイルを保存しました。Aさんは、出来上がった OneDrive.com へサインインする際の Microsoft アカウントとパスワードをBさんとCさんに教えました。

Bさんは、パソコンのブラウザを使って、Aさんから教えてもらった Microsoft アカウントとパスワードでサインインして閲覧できました。

Cさんは、iPhone を使っていましたので、OneDrive アプリをインストールして、Aさんから教えてもらった Microsoft アカウントとパスワードサインインしました。すると、「カメラ バックアップを有効にする」という画面が表示されました。
iPhoneの OneDrive アプリ「カメラバックアップを有効にする」画面
Cさんは「有効にする」をタップして、OneDrive を閲覧しました。

しばらくして、Aさんが OneDrive.com にサインインしました。すると、Aさんが保存した覚えのない写真が「画像」フォルダーの「カメラ ロール」内に保存されているのに気がつきました。中身を確認すると、その中にCさんが写っていました。

そこで、AさんがCさんに、OneDrive 内に写真をアップロードしたかどうか確認の連絡をします。しかし、Cさんは、写真をアップロードした覚えはありません。

しかし、Cさんもよく考えると、iPhoneで OneDrive アプリを使った際に「カメラ バックアップを有効にする」をしたことを思い出します。追加で3GBを入手できるとあったので、良かれと思って有効にしたとのこと。

iPhone の OneDrive アプリには、「カメラのバックアップ」という機能があります。これが「オン」になっていると、iPhoneの「カメラロール」に保存されている写真が、OneDrive の「画像」フォルダーにある「カメラロール」に自動的にバックアップとして送信されるようになっています。これによって、CさんのiPhoneで撮った写真が自動的に OneDrive へ送信されてしまったのでした。

Bさんに連絡してみたところ、「随分妙な写真を私にも見せてくれるのね」と思いながら、黙って閲覧していたとのこと。

Cさんは、何が起こっているのか、わからず、とにかく、自分のiPhoneで撮った写真が二人に見られてしまって、大慌てです。

さて、一番の問題点は、OneDrive.com へサインインする際の Microsoft アカウントとパスワードを教えてしまったAさんです。Microsoft アカウントのパスワードは、誰にも教えてはいけません。

次の問題点は、Aさんから教えてもらった Microsoft アカウントとパスワードをすんなり使ってしまったBさんとCさんです。こういったアカウントは、一人で使うよう設計されています。Microsoft アカウントとパスワードを教えてもらっても、それを使ってサインインしてはいけません。

こういったアカウントの多くは、明らかに複数のユーザーが様々な場所からアクセスすると、アカウントを一時的にロックするよう設計されています。「不正なサインイン」とみなされるからです。そして、いったんロックされてしまうと、解除するのが面倒です。なお、どこからいつ、サインインされたのかは、Microsoft アカウントの「最近のアクティビティ」 で確認できます。

まず、Aさんは、Microsoft アカウントの「セキュリティとパスワード」 へサインインし、ご自身の Microsoft アカウントのパスワードの変更をしましょう。そして、もう誰にもパスワードを教えないでください。

また、OneDrive の正しい共有方法を覚えましょう。

ファイルとフォルダーを共有しアクセス許可を変更する – OneDrive のヘルプ

OneDrive で知人に写真を公開したい

Cさんは、iPhoneの OneDrive アプリの「設定」を使って、Aさんの Microsoft アカウントから「サインアウト」します。
iPhoneの OneDrive アプリの「設定」

そして、自分の Microsoft アカウントを作り、サインインします。

Aさんには、Cさんの Microsoft アカウントを教えて、共有してもらいましょう。すると、iPhoneの OneDrive アプリなら「共有アイテム」内でAさんのOneDriveを閲覧することができます。

とにかく、アカウントのパスワードは、誰にも教えないでください。