Microsoft アカウント 2段階認証の Windows 8.1用「認証アプリ」

Windows 8.1を使っています。海外によく行くのですが、海外から Microsoft のサービスを受けるためにサインインしようとするとセキュリティ コードの入力を求められます。日本にいる際は、携帯電話へコードを送ってもらえるのです。しかし、私の携帯電話は海外で使えません。セキュリティ コードの送信先をパソコンのメールアドレスにすればいいのでしょう。しかし、面倒なのでどうにかならないものでしょうか。

Microsoft アカウントで2段階認証を有効にすると、信頼されていないデバイスからサインインするたびに、セキュリティ コードを入力するように求められます。信頼済みデバイスに設定すれば、セキュリティ コードの入力は求められません。しかし、借り物のパソコンなどの場合は、信頼済みデバイスにできませんので、セキュリティ コードを使ってサインインします。

セキュリティ コードとは、1回だけ使えるもので、携帯電話やパソコンの連絡用メール アドレス宛に送るよう設定します。しかし、自分の携帯電話などが通信圏外にいる場合はメールを受け取れないことがあります。そんな場合は、スマートフォン用の認証アプリから手に入れることもできます。

このスマートフォン用の認証アプリに関しては、Microsoft アカウント 2段階認証の「認証アプリ」について で紹介しました。

さて、この認証アプリは、Windows 8.1のストアアプリにもあります。本人確認アプリ: FAQ – Microsoft Windows には、こんな風に書いてあります。

その他のデバイスの場合
認証アプリをインストールして、本人確認に使用できるセキュリティ コードを取得してください。このアプリは、デバイスがオフラインでも利用できます。アプリ ストアで「認証」を検索してください。

しかし、Windows 8.1のストアアプリで「認証」と検索しても、該当するものが見つかりません。どうも、この部分、翻訳しすぎているようです。そこで、「認証」を英語で訳して「Authentication」で検索してみたところいくつか見つかりました。

Windows ストア の Windows 用 Google Authenticator アプリ もその1つです。

Windows ストア の Windows 用 Google Authenticator アプリ

試しに使ってみました。次のようにして設定します。

※認証アプリは、複数のスマートフォンやパソコンで設定できません。スマートフォンで既に認証アプリを使っている場合は、パソコンのアプリで設定するとスマートフォンの設定が解除されますのでご留意ください。

  1. Google Authenticator アプリをインストールして起動します。
  2. 右上の「+」をタップすると「Add Account」(アカウント追加)欄が開きます。
    Google Authenticator の「Add Account」
  3. https://account.live.com/proofs/Manage にMicrosoft アカウントでサインインして、「認証アプリ」の「セットアップ」をクリック。
    認証アプリ
  4. 「アプリをインストールするモバイルデバイス」で「その他」を選択して「次へ」ボタンを押します。
    アプリをインストールするモバイルデバイス
  5. QRコードが表示されるのですが、スキャンできないようなので使えません。そこで「QR コードをスキャンできない場合」をクリック。
    認証アプリのQRコード
  6. 「アカウント名」と「秘密鍵」が表示されます。
    「アカウント名」と「秘密鍵」が表示
  7. Google Authenticator アプリに戻り「Account name」欄に「アカウント名」で表示されている文字列、「Security Key」欄に「秘密鍵」で表示された文字列をコピーして貼り付けます。
  8. 「Add Account」ボタンを押します。
  9. Microsoft アカウントが登録され、上にコードが生成されます。
    Google Authenticator アプリでコードが生成された
  10. 生成されたコードを「認証アプリの設定」の「アプリによって生成されたコード」欄に入力して「次へ」ボタンを押します。

以上で、Windows 8.1のGoogle Authenticator アプリの登録が完了です。コードを求められたときに、このアプリでコードを生成して入力します。

参考:2 段階認証: FAQ – Windows ヘルプ

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