Microsoft アカウント 2段階認証の Windows 8.1用「認証アプリ」
2015年1月23日 コメントを残す
Windows 8.1を使っています。海外によく行くのですが、海外から Microsoft のサービスを受けるためにサインインしようとするとセキュリティ コードの入力を求められます。日本にいる際は、携帯電話へコードを送ってもらえるのです。しかし、私の携帯電話は海外で使えません。セキュリティ コードの送信先をパソコンのメールアドレスにすればいいのでしょう。しかし、面倒なのでどうにかならないものでしょうか。
Microsoft アカウントで2段階認証を有効にすると、信頼されていないデバイスからサインインするたびに、セキュリティ コードを入力するように求められます。信頼済みデバイスに設定すれば、セキュリティ コードの入力は求められません。しかし、借り物のパソコンなどの場合は、信頼済みデバイスにできませんので、セキュリティ コードを使ってサインインします。
セキュリティ コードとは、1回だけ使えるもので、携帯電話やパソコンの連絡用メール アドレス宛に送るよう設定します。しかし、自分の携帯電話などが通信圏外にいる場合はメールを受け取れないことがあります。そんな場合は、スマートフォン用の認証アプリから手に入れることもできます。
このスマートフォン用の認証アプリに関しては、Microsoft アカウント 2段階認証の「認証アプリ」について で紹介しました。
さて、この認証アプリは、Windows 8.1のストアアプリにもあります。本人確認アプリ: FAQ – Microsoft Windows には、こんな風に書いてあります。
その他のデバイスの場合
認証アプリをインストールして、本人確認に使用できるセキュリティ コードを取得してください。このアプリは、デバイスがオフラインでも利用できます。アプリ ストアで「認証」を検索してください。
しかし、Windows 8.1のストアアプリで「認証」と検索しても、該当するものが見つかりません。どうも、この部分、翻訳しすぎているようです。そこで、「認証」を英語で訳して「Authentication」で検索してみたところいくつか見つかりました。
Windows ストア の Windows 用 Google Authenticator アプリ もその1つです。
試しに使ってみました。次のようにして設定します。
※認証アプリは、複数のスマートフォンやパソコンで設定できません。スマートフォンで既に認証アプリを使っている場合は、パソコンのアプリで設定するとスマートフォンの設定が解除されますのでご留意ください。
- Google Authenticator アプリをインストールして起動します。
- 右上の「+」をタップすると「Add Account」(アカウント追加)欄が開きます。
- https://account.live.com/proofs/Manage にMicrosoft アカウントでサインインして、「認証アプリ」の「セットアップ」をクリック。
- 「アプリをインストールするモバイルデバイス」で「その他」を選択して「次へ」ボタンを押します。
- QRコードが表示されるのですが、スキャンできないようなので使えません。そこで「QR コードをスキャンできない場合」をクリック。
- 「アカウント名」と「秘密鍵」が表示されます。
- Google Authenticator アプリに戻り「Account name」欄に「アカウント名」で表示されている文字列、「Security Key」欄に「秘密鍵」で表示された文字列をコピーして貼り付けます。
- 「Add Account」ボタンを押します。
- Microsoft アカウントが登録され、上にコードが生成されます。
- 生成されたコードを「認証アプリの設定」の「アプリによって生成されたコード」欄に入力して「次へ」ボタンを押します。
以上で、Windows 8.1のGoogle Authenticator アプリの登録が完了です。コードを求められたときに、このアプリでコードを生成して入力します。