Microsoft アカウントのアプリパスワードが必要な場合
2015年3月6日 コメントを残す
Windows Liveメールを使っています。Outlook.com のアカウントを追加しようと思っています。登録してみているのですが、「ユーザー名とパスワードが正しいことを確認してください」とのメッセージが表示されます。こんな場合、どうするといいのでしょう?
パソコンのブラウザで Outlook.com といったサイトにサインインする際には、Microsoft アカウントにしたメールアドレスとそのパスワードを入力して「サインイン」ボタンを押します。
これが通ると、コード(セキュリティコード)を入力して送るよう求められます。
このコードの受け取り方は、いろいろあるのですが、自分が指定したメールアドレスや携帯電話に送ってもらったり、スマートフォンの認証アプリでコードを生成して入力します。Microsoft の Webサイト以外にも、最近のアプリは、こういった2段階認証に対応していて、サインインできると、次は、コード入力を求められるようにできています。
ところが、少し古いタイプのアプリケーションの場合は、こういったシステムに対応していないものもあります。そのため、Microsoft アカウントにしたメールアドレスとそのパスワードを入力しても、コードを求める画面が表示されず、正しいアカウントとパスワードにもかかわらず、質問者さんのように「ユーザー名とパスワードが正しいことを確認してください」というメッセージが表示されます。
ということで、2段階認証に対応しいないアプリケーションなどの場合は、「アプリパスワード」を生成し、「パスワード」欄に入力します。
日本でよく利用されているアプリケーションやシステムで2段階認証に対応していないのは、下記の通りです。
- Windows Essentials の製品
Windows Live メール
フォト ギャラリー
ムービー メーカー - Windows 8.1の「メール」アプリ
- iPhoneの「メール」アプリ
- Androidの「メール」アプリ
- Office 2010 製品(Word、Excel、PowerPoint、OneNote)のファイルをOneDriveに保存して同期する場合
- Xbox 360
- Microsoft Office Outlook
参考:アプリ パスワードと 2 段階認証 – Windows ヘルプ より
意外なのが、最新の Office Outlook 2013でした。Microsoft のWebメールである Hotmail.com や Outlook.comを「アカウントの追加」で登録する場合にアプリパスワードが必要です。
なお、Word 2013や Excel 2013 などの製品をサインインする際には不要です。ちゃんと、コード入力画面が開きます。
また、Windows 8.1の「メール」アプリも Microsoft アカウントの2段階認証には対応していません。しかし、Gmail の2段階認証には対応しているというシステムになっています。
2015年3月現在、Microsoft アカウントのアプリパスワードの生成方法は次の通りです。
- https://account.live.com/ へアクセスします。
- 「セキュリティとプライバシー」内にある「高度なセキュリティの管理」をクリック
- 「新しいアプリパスワードの作成」をクリック。これで生成されます。
なお、アプリパスワードは、ユーザーが覚えておく必要ありません。アプリケーションなどに一度登録して「パスワードを保存する」にチェックをつければ完了です。大元のパスワードさえ覚えておけば大丈夫です。