Windows Live メールで「フォト メール」が送れない
2016年8月29日 コメントを残す
Windows Live メール 2012を使っています。写真をメールで送ろうと「フォト メール」でメールを作成しました。送信してみるのですが「Windows Live メール エラー ID: 0x8007007A」になって送れません。こんな場合、どうするといいのでしょう?
Windows Live メール 2012 で「フォトメール」を使って送信しようとすると、下記のようなエラーメッセージが表示されます。
不明なエラーが発生しました。
サーバー: ‘ smtp-mail.outlook.com ‘
Windows Live メール エラー ID: 0x8007007A
プロトコル: SMTP
ポート: 587
セキュリティ (SSL): はい
Windows Live メールで送受信できない でも紹介しましたが、これもお使いのMicrosoft Web メールアドレスで Outlook.com が新システムに移行したために起こります。移行が済んだ メールアドレスには、「アップグレードされた Outlook.com をお試しください」といったメールが届いているかと思います。
「フォト メール」を利用するには、Windows Live メールが Microsoft アカウントでサインインしている必要がありました。サインインすると、Web 上の People (現 「Outlook 連絡先」)と Windows Live メールの「アドレス帳」、Web 上の「カレンダー」と Windows Live メール の「カレンダー」が同期して利用可能でした。そして、OneDrive の利用も可能でした。しかし、これも新システムに移行して、サインインして確認してみますと「カレンダー」との同期できなくなっていますし、OneDriveの利用もできなくなりました。
さて、英語圏の マイクロソフト コミュニティ フォトメールを使わずに、写真を送信する方法を紹介した Wiki がありました。
Microsoft Community: Avoid ‘photo email’ and send photos by email
そのやり方を日本語に直して、紹介します。
まずは、Windows Live メールへ手動で設定で紹介したようにして、Windows Live メール 2012を手動で IMAP の設定でセットアップしましょう。
また、もし、「送信トレイ」に未送信となっているメールがある場合は、削除します。
添付ファイルにして写真を送る
- Windows Live メールを起動して、「ホーム」タブにある「新規作成」の「電子メール メッセージ」を押す
※「フォト メール」は使わないでください。 - メッセージ作成画面を開くので「メッセージ」タブの「挿入」から「ファイルの添付」を押す
※「フォト アルバム」も使わないでください。 - 添付したい写真ファイルを選択して、「開く」ボタンを押す
- メッセージ作成画面に戻るので、写真が添付されていることを確認する
※ファイルをメールに添付する際は、その容量に注意しましょう。数MB以上のファイルの場合、受信者が利用しているサーバーを圧迫する恐れがあります。ペイントなどを利用して大きくても数百KB程度になるよう調整した方が無難です。やり方がわからない場合は、次の「埋め込み画像」や「OneDriveを介して共有」する方法を使ってみてください。 - 「宛先」や「件名」、メッセージを書き込み、送信する
メッセージ内に「埋め込み画像」として送る
- Windows Live メールを起動して、、「ホーム」タブにある「新規作成」の「電子メール メッセージ」を押す
- メッセージ作成画面を開くので、「挿入」タブの「写真」を押す
- 「写真」ファイルを選択して、「開く」ボタンを押す
- メッセージ入力画面内に写真が挿入される
- 挿入された写真を選択すると、「画像ツール」の「形式」タブが開くので、「サイズ」を使って見やすい大きさにする
- 「宛先」や「件名」、メッセージを書き込み、送信する
OneDrive を介して写真を共有する
この方法は、Windows Live メールを利用しません。特に、Windows 10 で、Windows Live メールの利用が難しくなっている場合にお勧めします。OneDrive を介しての共有では、容量の大きなきれいな写真を複数枚、閲覧してもらえるようになります。また、必要に応じて、ダウンロードすれば、相手の方のパソコンにも保存できますし、印刷することも可能です。
- ブラウザを起動して、OneDrive.com にアクセス、ご自身の Microsoft アカウントでサインインします。
- 「新規」-「フォルダー」を選択します。
- 「フォルダーの作成」画面が表示されます。写真を保存するのに専用のフォルダーとして、適切な名前を入力して、「作成」ボタンを押します。
- 出来上がったフォルダーをクリックして開きます。
- 上部にある「アップロード」を押します。
- 写真ファイルを選択(このとき、Ctrl キーを押しながらクリックすると複数選択できます)、「開く」ボタンを押します。
もしくは、エクスプローラーを開き、写真ファイルを選択。OneDrive.com内のフォルダーにファイルをドラッグして移動します。 - 写真のアップロードが始まるので、しばらく待ちます。
- アップロードが完了したら、「共有」を押します。
- 共有方法が表示されます。
各項目は、次のようになっています。
このリンクを知っていれば誰でもこのアイテムを編集できます:
クリックして開くと、「編集を許可する」という項目が表示されます。編集を許可すると、アクセスしてきた相手もファイルを追加したり、削除することも可能です。不都合な場合は、チェックを外します。これで、閲覧とダウンロードだけが可能になります。
リンクの取得:
選択すると、このフォルダーにアクセスするための専用リンク URLが生成されます。URLをコピーして使います。
メール:
メール作成画面が表示されます。「名前またはメールアドレスを入力します」欄に相手のメールアドレスを入力します。なお、このメールアドレスは、Microsoft アカウントである必要はありません。「ここにメッセージを追加」欄には、写真を見てもらえるような簡単なメッセージを入力します。入力できたら「共有」ボタンを押します。以上で、このフォルダーにアクセスするための専用リンクをお知らせするメールが送信されます。
ご都合に合わせて利用してみてください。
2016年9月3日 追記:
Windows Live メール 2012が含まれている Windows Essentials 2012のサポート終了日が発表されました。詳細は、Windows Essentials 2012は2017年1月10日でサポート終了 でどうぞ。