デスクトップ版 Skype (Ver.7.4)に翻訳アイコンが見当たらない

Windows 10 でデスクトップ版の Skype(バージョン 7.40.0.104) を使っています。翻訳しながらチャットをしようと思ったら「地球」マークがなくなっているのに気が付きました。こんな場合、どうするといいのでしょう?

2017年4月に マイクロソフトの音声リアルタイム翻訳機能に日本語が追加 の記事で、デスクトップ版 の Skype for Windowsで、翻訳機能を使いたい場合は、通話したい人を選択して、画面右上にある「地球」マークをクリックして、「Skype 翻訳のプレビュー」をオンにし、通話とチャットで利用する言語を設定すると紹介しました。

2017年4月頃の デスクトップ版 Skype 

これを Windows 10 デスクトップ版の Skype(バージョン 7.40.0.104)で確認してみました。

Windows 10 デスクトップ版の Skype(バージョン 7.40.0.104)

確かに、チャット画面にしても、右上に「地球」マークが見当たりません。

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Windows desktop の Skype の新機能は? | Skype サポート を確認してみたのですが、翻訳に関する情報は見当たりません。

しかし、機械翻訳ですが、公式には、こうありました。

参考:方法を設定してはどうすれば Skype のトランスレーターを使用して、でしょうか。 | Skype サポート より

新規の Skype for Windows、Mac および Linux: 右、連絡先をクリックし、プロファイルまたはすることができます、チャットに移動し、一番上にその名前をクリックを表示] をクリックします。 トランスレーターを起動] をクリックします。 新しい翻訳チャットが作成されます。

デスクトップ版の Skype(バージョン 7.40.0.104)で確認してみましたが、相手のプロフィールを開いてみてもトランレーターに関する項目は見当たりません。

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「新規の Skype for Windows」とあるように、この情報は、デスクトップ版 Skype でも Ver.8 のことだと思われます。

Windows 10 ストアアプリ版の Skype でも、翻訳のやり方が変わりました。Windows 10:Skype for Windows 10 の Skype Translator Windows 10 ストアアプリ版の Skype であれば、確かに、相手のプロフィールを表示させれば「Translator を起動」が見つかります。

また、2018年1月25日現在、デスクトップ版の Skype を更新してみると Ver.7.40.0.151が見つかります。更新してみましたが、やはり、翻訳機能は見つかりません。

なお、Skype for Web だと「地球」マークが見つかりました。

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どうなってしまったのだろう?と探しまして、やっと海外の マイクロソフト コミュニティでこの件に関しての情報が見つかりました。

Skype Translator no longer supported on some Skype clients – 22 – Microsoft Community より

We’re making sure that Skype continuously evolves to offer our users the latest technology. Therefore, Skype has been transitioning from a peer-to-peer architecture to a cloud infrastructure. Moving to the cloud ensures that Skype features such as group video calling, audio, and chat are available when you want them. 
Beginning January 22nd, 2018, users on Skype for Web and Skype for Desktop v7.40 and lower (Windows/Mac) will no longer be able to make translated calls or have translated chats.
If you’re running Skype on any of these platforms and you want to have translated conversations, you’ll need to upgrade to the new Skype where Skype Translator is now available on both mobile and desktop. 
To enjoy the best of Skype, make sure you are always on the latest version as we release new features regularly.

訳:私たちはSkypeがユーザーに最新の技術を提供するために絶えず進化していることを確認しています。そのため、Skypeはピアツーピアアーキテクチャからクラウドインフラストラクチャに移行しています。クラウドに移動することで、グループビデオ通話、音声、チャットなどのSkype機能が必要なときに利用できるようになります。
2018年1月22日から、Skype for WebとSkype for Desktop v7.40以下(Windows / Mac)のユーザーは、翻訳通話やチャットの翻訳ができなくなります。
これらのプラットフォームのいずれかでSkypeを実行していて、会話を翻訳したい場合は、モバイルとデスクトップの両方でSkype Translatorが利用できる新しいSkypeにアップグレードする必要があります。
Skypeを最大限に楽しむためには、定期的に新機能をリリースするため、常に最新のバージョンを使用してください。

ということで、2018年1月25日現在は、デスクトップ版 Skype (Ver.7.4)の翻訳機能は使えなくなっています。Skype for Web だと私のアカウントでは、翻訳機能が見つかりますが、徐々に使えなくなっていくと思われます。

翻訳機能が使いたい場合は、デスクトップ版 Skype なら Ver.8 以上、Windows 10 ならストアアプリ版の Skype を使ってみてください。

Windows 10:Skype for Windows 10 の Skype Translator

なお、Windows 10 ストアアプリ版 Skype の場合、「Translator を起動」を有効にすると、自分と相手に Skype Translator を介したグループ会話になります。相手がSkype Translator を介したグループ会話を作ってくれれば、自分はデスクトップ版の Skype でもチャットも通話も翻訳されます。

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Windows 10:「Skype」アプリで相手の声が聞こえません

Windows 10 で「Skype」アプリを使っています。先日、モニターを変更したのですが、その日から「Skype」アプリを使っていて、相手の声が聞こえなくなりました。私の声は、相手に聞こえているそうです。こんな場合、どうするといいのでしょう?

この現象は、私の Windows 10 Pro Ver.1709(新しい Surface Pro)で起こりました。「Skype」アプリだけでなく、Facebook の「Messenger」アプリも同様で、通話を開始しても相手の音声が聞こえません。

デスクトップ版の Skype では、「ツール」-「設定」で「一般」にある「オーディオ設定」を開くと「スピーカー」の切り替えが可能です。確認してみたところ、2種類のスピーカーが利用可能になっていました。

デスクトップ版の Skype では、「ツール」-「設定」で「一般」にある「オーディオ設定」

デスクトップ版の Skype で、スピーカーが「PHL 246E7(インテル ディスプレイ用オーディオ)」になっているのを確認。これをPC内の「スピーカー (Realtek High Definition Audio(SST)」に切り替えてみたところ、音声が出るようになりました。

しかし、ストアアプリ版の「Skype」では、こういった設定変更がありません。Windows 10 の「Skype」アプリでは、Windows 10 の「Sound」で設定されている既定のスピーカーを使って音声を出します。

まずは、Cortana の検索ボックスに「Sound」や「サウンド」と入力して、コントロールパネルの「サウンド」を見つけ、起動させます。

Cortana の検索ボックスに「サウンド」と入力

「サウンド」を起動させ、「再生」タブを確認すると、こんな感じの表示。

「サウンド」の「再生」タブ

通常の音がPCのスピーカーから出ているので、うっかりしていましたが、「既定の通信デバイス」が新しくつないだモニターになっていました。「既定の通信デバイス」は、Skype や Messenger、LINE で音声での通信をする際に利用します。再生が「既定のデバイス」と「既定の通信デバイス」が違うものを使うと、Skype などで通話を開始した際に、パソコンから流れる音声が「サウンド」の「通信」タブに設定してあるように働きます。

「サウンド」の「通信」タブ

これは、通話している最中に、PCからの通知音が通常の音量で流れると、邪魔になる場合がありますので、そういう配慮です。

さて、このモニター、Philips 246E7QDSB/11 なのですが、内蔵スピーカーがついていません。モニターから音声を流したい場合は、外部スピーカーをつなぐか、ヘッドフォンを接続する必要があります。それなのに、「既定の通信デバイス」になっているため、「Skype」アプリからの音声は、このモニターから流れるよう設定されていました。なお、モニターの設定を確認してみたところ、「音声」が「ミュート」で「オン」にもなっていました。これでは、外部スピーカーやヘッドフォンを端子に接続しても音が出ません。

「既定のデバイス」になっている、PCのスピーカーである「Realtek High Definition Audio(SST)」も確認してみたところ、「既定の通信デバイス」のチェックが外れていました。

「既定の通信デバイス」にチェックがない

ということで、「既定のデバイス」と「既定の通信デバイス」の両方をPC内のスピーカーにします。これは、PC内のスピーカーを選択して「規定値に設定」ボタンを押すといいでしょう。

「既定のデバイス」と「既定の通信デバイス」の両方をPC内のスピーカーにする

これで、「Skype」アプリでも相手の音声が出るようになりました。

Windows 10:Skype for Windows 10 の Skype Translator

2017年10月29日に Windows 10:Skype for Windows 10 Ver.12.7.597.0 だと「翻訳」アイコンがない で翻訳機能がなくなっていることをお知らせしました。それがやっと、Skype for Windows 10 Ver.12.13.257.0 で翻訳機能が使えるようになりました。

Skype for Windows 10 Ver.12.13.257.0

しかし、従来のやり方とちょっと違っています。

参考:Skype翻訳を設定して使用する方法を教えてください。 | Skype サポート

  1. Skype for Windows 10 を起動し、翻訳機能を使いたい相手のアイコンを右クリックします。
  2. 表示されたメニューの「プロフィールを表示」を選択
    翻訳機能を使いたい相手のアイコンを右クリック
  3. 相手のプロフィールが表示されます。その中にある「Translator を起動」を押します。
    相手のプロフィール
  4. 自分と相手、そして、Skype Translator を含めたグループチャットの画面が表示されます。
    Skype Translator を含めたグループチャットの画面
  5. 使う言語と通話中の声を女性にするか男性にするかは、グループチャット画面内にある自分の表示名の設定で変更できます。
    グループチャット画面内にある自分の表示名の設定

これでチャットを開始すると、Skype Translator が間に入って、翻訳してくれます。

チャットを開始

音声通話も Skype Translator が翻訳してくれます。しかも、喋った内容がテキスト表示されて見えるようになっています。

音声通話も Skype Translator が翻訳

ただ、翻訳されるまで、少々時間がかかります。ゆっくり会話を進めていかないと、うまく翻訳されませんでした。

OneDrive にサインインしようとすると「OneDrive と OneDrive for Business の両方に使われています」と表示される

Windows 10 を使っています。「OneDrive をセットアップする」というポップアップ画面が表示されました。Microsoft  アカウントを入力して、「サインイン」ボタンを押してみたところ、「OneDrive と OneDrive for Business の両方に使われています」と表示されました。Web 上の OneDrive.com でも似たような感じで OneDrive と OneDrive for Business のどちらでサインインするのか聞かれます。私は、OneDrive for Business を利用していません。誰かが私の Microsoft アカウントを OneDrive for Business でも利用できるようにしているのでしょうか?こんな場合、どうするといいのでしょう?

Windows 10では、OneDrive が利用できるよう標準で組み込まれています。この設定をすることで、エクスプローラー上でOneDriveのファイル管理が容易にできるようになります。

始めて利用する場合は、スタートメニューの「OneDrive」を押します。「OneDrive をセットアップする」が表示されますので、入力欄に Microsoft アカウントを入力して、「サインイン」ボタンを押します。

「OneDrive をセットアップする」画面

さて、質問者さんは、こんな感じの表示になったのだと思います。

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通常は、「サインイン」ボタンを押すと、パスワードの入力画面に切り替わります。しかし、下部に「このメールアドレスは、OneDrive と OneDrive for Business の両方に使われています。最初にどちらにサインインしますか?」と表示されており、「個人用」と「職場または学校」の両方のボタンが表示されています。

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試しに、「職場または学校」を押してみます。すると、上部に「Office 365」と表示されているパスワード入力画面に切り替わります。

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パスワードを入力して「サインイン」ボタンを押してみるのですが、「メールまたはパスワードが正しくありません」とエラー表示になってサインインできません。

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再度、「OneDrive をセットアップする」を表示させて、Microsoft アカウントを入力し、「個人用」ボタンを押します。今度は、「Office 365」のない「パスワード入力」画面になります。パスワードを入力すると、サインインできセットアップすることができます。

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この現象は、ブラウザで OneDrive.com へサインインする際にも起こります。この場合も、サインインしようすると「OneDrive」と「OneDrive for Business」のどちらでサインインするのか聞いてきます。

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誰かが、自分の Microsoft アカウントを使って OneDrive for Business へサインインしているのだろうか?自分は、OneDrive for Business のパスワードを知らないだけなのではないか?と心配になるかと思いますが、そういうことではありません。

この現象は、Microsoft アカウントに設定してあるメールアドレスのドメイン(@マークの右側)の部分によるものです。

Microsoft としては、Microsoft アカウントに Microsoft の Web メールである、@Outlook.com や @Outlook.jp などを利用するよう推奨しています。しかし、Microsoft アカウントは、自分がよく使うメールアドレスを設定することも可能です。Gmail や Yahoo メールを指定している方も多いでしょう。そして、プロバイダーのメールアドレスも Microsoft アカウントにすることができます。

ただ、Gmail や Yahoo メール(2018年8月14日追記:Yahoo メールでも表示されるようになったという情報が入りました)を Microsoft アカウントにしても、今回のような「OneDrive」と「OneDrive for Business」のどちらでサインインするのか?とは聞かれません。しかし、日本では割と有名な Nifty や So-net といったプロバイダーのメールアドレスを Microsoft アカウントにすると起こります。私もこの現象をMicrosoft アカウントにしたNiftyのメールアドレスで確認しています。

こういった プロバイダーのメールアドレスを 法人用 Office 365 のアカウントに設定されると、以降、同じドメインでサインインした際に、「あなたも法人用 Office 365 でサインインするのか?」と聞いてくるようになってしまいます。そして、この現象は、そのドメインを使う限り、個人では回避することができません。

「OneDrive」と「OneDrive for Business」のどちらでサインインするのか?と聞かれないようにしたい場合は、Microsoft アカウントにサインインする際のメールアドレスを Microsoft の Web メールに変更する必要があります。これは、現在の Microsoft アカウントに「アカウント エイリアス」と呼ばれる予備のメール アドレスや電話番号などを追加登録します。以降は、追加した「アカウント エイリアス」を使います。

次のようにしてみてください。

  1. Microsoft にサインインする方法の管理 にサインインする。
  2. 「アカウント エイリアス」で「メールの追加」を押す。
  3. 「エイリアスの追加」で「新しいメール アドレスを作成し、エイリアスとして追加する」を選択。
  4. アカウント名(@マークの左側の部分)を入力して「エイリアスの追加」ボタンを押す。
    ※ドメイン(@マークの右側)は、outlook.jp だけでなくoutlook.com も選択可能です。「エイリアスの追加」

これで、「Microsoft にサインインする方法の管理」の「アカウント エイリアス」に新しい Microsoft Web メールアドレスが追加されたことでしょう。以降は、この新しい Microsoft Web メールアドレスでOneDrive にサインインすれば、「OneDrive」と「OneDrive for Business」のどちらでサインインするのか?と聞かれずに済みます。なおかつ、サインインした OneDrive 内は、元の Microsoft アカウントで使っていたものと同じです。

なお、新しい Microsoft Web メールアドレスをメインにし、元のプロバイダーのメールアドレスを削除してしまうことも可能です。次のようにします。

  1. Microsoft にサインインする方法の管理 にサインインする。
  2. 追加した新しい Microsoft Web メールアドレスの「プライマリにする」を押す。
  3. 追加した新しい Microsoft Web メールアドレスで「(プライマリ エイリアス)」と表示されたのを確認する。
  4. 今まで、プライマリ エイリアスだった プロバイダーのメールアドレスで「削除」を押す

参考:Microsoft アカウントの「プライマリ エイリアス」とは?

個人用アカウントの名前を変更する

2019年1月11日 追記:
ブラウザーで OneDrive.comOutlook.com へサインインしようとした際の表示が変わりました。Microsoft アカウントでサインインしようとすると「もう少し情報が必要です」と表示された でどうぞ。

あけましておめでとうございます

旧年中はお世話になりました 今年もまた皆様にとって素晴らしい年でありますよう 心よりお祈り申し上げます