ユーザーアカウントの「姓」と「名」が逆に表示される
2019年4月7日 コメントを残す
この度、Windows 7 から Windows 10 に乗り換えました。一つ気になってしまうのが、サインイン名です。Windows 10 になって、Microsoft アカウントを使ってサインインするようにしました。Microsoft アカウントを作成した際、「姓」と「名」にアルファベットで正しく登録したはずなのですが、サインイン画面には、「名」「姓」と逆に表示されているのです。また、Word や Excel を起動させた際、右上に表示されているユーザー名も「名」「姓」の順です。こんな場合、どうすると、「姓」「名」の順で表示されるようになるのでしょう。
Windows 10 のサインイン画面では、こんな感じで表示されるのかと思います。
このアカウントでは、「姓」を「Madono」、「名」を「Lum」で登録してあります。
Microsoft アカウントでユーザー情報を登録した際、「姓」と「名」が正しく登録できているかどうか確認したい場合、「あなたの情報」の「名前の編集」ページで可能です。日本語版の場合は、「姓」欄と「名」欄があり、正しく入力してあることを確認します。
そして、Microsoft アカウントのトップページ にも、ちゃんと「姓」「名」の順で表示されているはずです。
それなのに、Windows 10のサインイン画面では、「名」「姓」の順で表示されます。
この「姓」「名」が逆になって表示される原因は、「姓」と「名」をアルファベットで入力したためです。この現象は、Windows 8 の頃から確認しており、Windows 8.1 の頃にも「Windows 8.1のスタート画面に表示される姓と名の間をあけたい」で紹介しています。
この現象を回避したい場合は、「あなたの情報」の「名前の編集」ページで「姓」と「名」をアルファベット表記から日本語表記に変更してみてください。「表示されている文字を入力してください」欄に、すぐ上に表示されている英数字を入力して、「保存」ボタンを押します。
しばらくして、Web 上と同期が完了するとサインイン画面も日本語表示に変わり、「姓」「名」の順で表示されることでしょう。
さて、Office 製品のユーザー名の方です。こんな風に表示されるのでしょう。
このアカウントは、「姓」が「Madono」、「名」が「Junichi」で登録してありますが、Word の右上に「Junichi Madono」と「名」「姓」の順で表示されています。
しかし、日本語版 Office 製品の場合は、最近になって修正されたようです。2019年4月7日現在、Office 2016、Office 2019、Office 365 では、Microsoft アカウントのユーザー名がアルファベット表記であっても、この現象が起きず、「姓」「名」の順で表示されるのを確認できました。
もちろん、ユーザー名が日本語表示で登録してある場合も、ちゃんと「姓」「名」の順で表示されます。
Office 製品での「姓」と「名」が逆に表示される現象の場合は、「一度、Office 製品をサインアウトしてから、再度サインインしてみると修正できた」という報告をよく見かけます。試しに「Madono Junichi」のアカウントで確認してみました。次のようにします。
- 「あなたの情報」の「名前の編集」へアクセスし、「姓」と「名」が正しく登録できているかどうか確認する
- Word や Excel といった Office 製品を起動
- 「ファイル」-「アカウント」を開く。
- 左側にある「アカウント」の「ユーザー情報」にある「サインアウト」を押す。
- 「アカウントの削除」が表示されるのでメッセージをよく確認して、「はい」ボタンを押す
- 「サインイン」ボタンを押して、再度サインインする。
※Office 製品に複数の Microsoft アカウントを追加してある場合は、違う Microsoft アカウントで自動的にサインインしていることでしょう。「アカウントの切り替え」を押して、「アカウントの追加」で、サインアウトした Microsoft アカウントでサインインします。 - 右上のユーザー名が「姓」「名」の順で表示されたかどうか確認する。
ただ、時々、「名」「姓」と逆に表示されてしまうことがあります。これは、Office の更新プログラムが配信されると、表示が逆になる現象が起こるようです。そして、この現象は、特になにもしなくても、自動的に直りますのでしばらく様子をみてください。どうしても気になる場合は、一度、サインアウトしてください。