OneDrive の「Personal Vault」を無効にしたい

OneDrive を使っています。「個人用 Vault」を設定してみました。しかし、私の環境では、不要であろうと思いました。OneDrive.com から非表示にしたいのですが、どうするといいのでしょう?

OneDrive の「個人用 Vault」は、下記記事で紹介しましたが「パーソナル Vault(Personal Vault)」を設定すると利用可能になります。

OneDrive の「Personal Vault」とは

さて、設定した「個人用 Vault」を非表示にしたい場合は、「Personal Vault」を無効にします。次のようにしてみてください。

  1. OneDrive.com にアクセスしサインインします。
  2. 「個人用 Vault」フォルダーを開きます。
  3. 右上に表示される「個人用 Vault オプション」ボタンを押します。
  4. 表示されたメニューの「個人用 Vault の設定」を選択
    「個人用 Vault オプション」ボタンを押したところ
  5. 「オプション」の「個人用 Vault」が表示されるので、「Personal Vault を無効にする」の「無効にする」を押す
    「オプション」の「個人用 Vault」
  6. 確認のメッセージが表示されるので、内容をよく確認し「無効にする」ボタンを押す
    「個人用 Vault を無効にしますか?」の確認メッセージ
    ※個人用 Vault」フォルダーに既にファイルを保存してある場合、無効にするとファイルは完全削除され、「ごみ箱」にも移動しませんので、復元できません。必要なファイルが移動してあった場合は、「個人用 Vault」フォルダーから移動しておく必要があります。ファイルを移動する必要がある場合は、「キャンセル」を押して、ファイルを移動します。
  7. 「続けますか?」と再度確認メッセージが表示されます。「移動するファイルがない場合は、「無効にする」ボタンを押します。
    「続けますか?」の確認メッセージ
  8. 「パーソナル Vault を有効にする」と表示されたら、無効になっています。
    パーソナル Vault を有効にする

なお、無効にした「Personal Vault」を再度有効にしたい場合は、OneDrive.com の右上に表示される「歯車(設定)」ボタンを押して、表示されるメニューの「オプション」を選択します。

OneDrive.com の右上に表示される「歯車(設定)」ボタン

「オプション」が開くと、左側に「個人用 Vault」が見つかることでしょう。選択して、「有効にする」ボタンを押してみてください。
パーソナル Vault を有効にする

「パーソナル Vault が元に戻りました」とメッセージが表示されるので、「OK」ボタンを押します。

パーソナル Vault が元に戻りました

「ID 確認」が表示されます。「ID 確認」ボタンを押します。

「個人用 Vault」の「ID 確認」

ポップアップ画面が表示され、設定済みの2段階認証で承認します。なお、ポップアップ画面が表示されない場合は、「認証が必要です」メッセージが表示されることでしょう。「ポップアップを表示」ボタンを押してみてください。

image

2段階認証で認証されると、「Personal Vault」が利用可能になります。 

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OneDrive の「Personal Vault」とは

OneDrive を使っています。「パーソナル Vault を使用する」というメッセージが表示されました。これは、いったい何なのでしょう?

こんなメッセージが表示されたのでしょう。

通知領域 の OneDrive アイコンを押したら「パーソナル Vault を使用する」と表示

もしくは、ブラウザで OneDrive.com にアクセスすると、こんな感じで「パーソナル Vault をご利用ください」と表示されたかもしれません。

ブラウザでOneDrive.com にアクセス

「パーソナル Vault (Personal Vault)」は、OneDrive 上にある特別に保護された場所で、最も重要な書類や気密性の高いファイル、写真などを保管できるものです。

すべての Microsoft アカウントで利用できるようになりました。

ただ、まだ、一部でしか利用できるようになっていません。公式の案内の下記ページには、「ニュージーランド、およびカナダで間もなく提供が開始され、今年の終わりまでに全世界でご利用いただけるようになります。」とありました。

参考:パーソナル Vault で OneDrive ファイルを保護する – OneDrive

しかし、日本でも一部の Microsoft アカウントで利用できるようになったようです。私の日本で取得した Microsoft アカウントでも、1つ利用できるようになっていました。

ブラウザ上の「開始する」ボタンを押すと利用可能になります。まずは、「Personal Vault」の説明画面を確認。「次へ」ボタンを押します。

「Personal Vault」の説明画面

「次へ」ボタンを押すと「本人確認」を求められます。「確認」ボタンをして設定してある二段階認証で認証させます。

本人確認

以上で「個人用 Vault」のフォルダーが開き、利用可能になりました。

「個人用 Vault」フォルダー

また、Windows 10 のエクスプローラー上でも「OneDrive」から「Personal Vault」を利用したい場合、セットアップする必要があります。通知領域の「OneDrive」アイコンを押すと表示される「パーソナル Vault」の「開始する」ボタンを押します。

通知領域 の OneDrive アイコンを押したら「パーソナル Vault を使用する」と表示

こちらも、「パーソナル Vault」の説明画面を確認し「次へ」ボタンを押します。

「パーソナル Vault」の説明画面

「パーソナル Vault の準備がほぼ完了しました」と表示されたら、「許可」ボタンを押します。

パーソナル Vault の準備がほぼ完了しました

「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」ボタンを押します。二段階認証で設定してある方法で認証が求められますので、認証します。

以上で、エクスプローラーでも OneDrive の「個人用 Vault」フォルダーが開きました。

エクスプローラーでも OneDrive の「個人用 Vault」フォルダー

後は、必要に応じて、重要なファイルや写真などを「個人用 Vault」フォルダーに移動します。

そして、Windows 10 の通知領域にある「OneDrive」アイコンを右クリックした際のメニューにも、こんな感じで「個人用 Vault 」に関するメニューが追加されます。ロックが解除されて入り場合は、「個人用 Vault のロック」が表示されます。ロックが解除されていますので、「個人用 Vault」フォルダーにアクセス可能です。

Vault のロックが解除されている場合

「個人用 Vault」フォルダーがロックされると、メニューは「個人用 Vault のロックを解除」になります。

Vault がロックされている場合

「個人用 Vault」フォルダーは、ロックされていますので、「個人用 Vault」フォルダーにアクセスするか、「個人用 Vault のロックを解除」を押して、二段階認証で設定してある方法で認証してロックを解除してから利用します。

追記:

「個人用 Vault」フォルダーを非表示にしたい場合は、OneDrive の「Personal Vault」を無効にしたい をどうぞ。

2019年9月19日 追記:
Office 365 Solo を利用しているアカウントでも、「Personal Vault」が利用できるようになりました。Office 365 Solo の OneDrive Premium 機能の「高度なセキュリティ」のおかげで、「個人用 Vault」フォルダーに保存できるファイル数に制限がないのに気がつきました。(最大容量は1TBまで)なお、無償版の方は、3ファイルしか保存できません。そのほか、Office 365 Solo だとストレージの容量プランが拡張できます。詳しくは、Office 365 Solo のストレージ容量プランが拡張 でどうぞ。