OneDrive のプレミアム機能

Microsoft OneDrive のプラン には、有償版として「ストレージのみ」と「プレミアム機能」があります。

Microsoft OneDrive のプラン

OneDrive 無償版は、2017年8月現在、新規で作成すると5GBまで利用可能です。5GBでは、足りないという場合に、この有償版プランに契約します。

「ストレージのみ」の場合は、50GBが1ヶ月249円で利用可能です。(以前は、1ヶ月170円でしたが、2017年6月20日に料金改定がありました)

「OneDrive のプレミアム機能」は、1年間12,744円ですが、Office 365 Solo の機能が利用可能です。この Office 365 Solo に付属する OneDrive に関する便利な機能が増えているのに気がつきました。

  • リンクの有効期限が間もなく切れます
    OneDriveで、ファイルやフォルダーを友人知人と共有する際、有効期限を設定することができます。
  • オフライン フォルダー
    インターネットに接続されていない環境でもフォルダー全体にアクセスできる
  • 複数ページのスキャン
    複数のドキュメントやページを1つの共有可能なPDFにスキャンして整理できる
  • 共有の上限を増やせる

これらの機能は、現在、Office 365 Solo を使っている人にも利用可能です。Office 365 Solo に紐づけていない Microsoft アカウントで OneDrive.com にサインインすると左下に「プレミアムに移行」と表示されます。

プレミアムに移行

「詳細情報」を開いてみるとプレミアムに移行することができます。

Office 365 Solo に紐づけてある Microsoft アカウントで OneDrive.com にサインインすると左下に「OneDrive のプレミアム機能」と表示されます。

OneDrive のプレミアム機能

「OneDrive のプレミアム機能」を押すとどんな機能が使えるのかの説明ページが開きます。
OneDrive のプレミアム機能

また、違いは、OneDrive.com  でファイルやフォルダーを共有する際にも出てきます。共有する際の画面に「期限日の設定」というのが表示されるのですが、チェックをつけようとすると、「リンクの有効期限が間もなく切れます」というポップアップが表示されます。これは、「期限の設定」が「プレミアムに」というボタンで移行しないと利用できないという説明文です。有償版に切り替えないと共有できないというわけではないのでご心配なく。

OneDrive のプレミアム機能が使えない場合

利用可能な場合は、「期限日の設定」にチェックをつけると、何日間共有するのか指定できました。

OneDrive のプレミアム機能が使える場合

Office 365 Solo を使っている場合は、ぜひ利用してみてください。なお、プレインストール版の Office Premium +Office 365 サービス でも利用できるかどうかは、わかりませんでした。

参考:OneDrive の容量プランと課金に関する質問

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Skype For Business にサインインできません

Skype For Business を利用しようと思っています。サインインしてみると、「Skype for Business は "ドメイン名" の Skype for Business サーバを見つけられませんでした。」というメッセージが表示され、利用できません。こういう場合は、どうするといいのでしょう?

Skype For Business を始めて起動させると、こんな感じです。

Skype For Business 初めての起動

「サインイン アドレス」入力欄の下に「Skype 名や Microsoft アカウントではなく、組織のサインイン アドレスをお使いください」と書いてあります。これを無視して、Microsoft アカウントでサインインしようとすると、こんなメッセージが表示されます。

Microsoft アカウントでサインインしようとした場合

Skype for Business は "Microsoft アカウントのドメイン名" の Skype for Business サーバを見つけられませんでした。お使いのドメイン ネームシステム (DNS) の構成に問題がある可能性があります。サポート情報 KB2566790 で詳細を確認後、システム管理者にお問い合わせください。

また、一般的な Skype名でサインインしようとすると、こんなメッセージが表示されました。

Skype名でサインインした場合

サーバーは、一時的に使用できなくなっています。問題が解決しない場合は、サポート チームにお問い合わせください。

Skype For Business を利用するには、Microsoft アカウントや Skype 名ではなく、法人用のアカウントが必要です。法人用のアカウントが現在も利用可能かどうかは、Office 365 へアクセスして、サインインできるかどうか確認します。

Office 365  にサインインできる法人用のアカウントで、Skype For Businessにサインインしているにも関わらず、「Skype For Business にサインインできません」と表示される場合は、Office 365を管理している管理者に問い合わせてみてください。

例えば、法人用アカウントを Microsoft アカウントで作ってしまった場合、Office 365 にはサインインできますが、Skype For Business にサインインできないという現象が発生します。2016年9月15日以降からは、Microsoft アカウントを法人用アカウントにしたり、その逆の法人用アカウントをMicrosoft アカウントにしたりできなくなりました。Skype For Business では、Microsoft アカウントだと「法人用アカウントではない」とみなされ、サインインできない模様です。

参考:Skype for Business のサインインのヘルプ – Office サポート

#AzureAD と Microsoft アカウントの重複問題に対する取り組み ? Cloud and Server Product Japan Blog

法人用 Office 365:Outlook on the web の「お気に入り」をカスタマイズ

会社から Office 365 のアカウントをもらって使っています。メールの送受信は、ブラウザを使ってWeb上からしています。しかし、「受信トレイ」と「送信済みアイテム」しか表示されていません。メールを後で送ろうと思い、本文を書いて保存してみたところ、「下書き」に保存されたとのこと。しかし、肝心の「下書き」フォルダーが表示されません。「その他」を開いてみたのですが、それでも「下書き」のフォルダーが見つかりません。こんな場合、どうするといいのでしょう?

法人用 Office 365 のアカウントでブラウザを使ってWeb上からメールの送受信をする場合は https://outlook.office365.com/ へアクセスします。始めて利用する場合は、言語と現在のタイムゾーンを設定します。個人向けのMicrosoft アカウントの場合は、Outlook.com と言いますが、法人用 Office 365 アカウントの場合は、Outlook on the web と言います。

参考:一般ビジネス向け Outlook on the web にサインインする – Outlook

質問者さんは、Outlook on the web にサインインするとこんな風に表示されたのでしょう。

Outlook on the web

「その他」を開いてみたのですが、それでも「下書き」のフォルダーは表示されないとのこと。「その他」を開いてみます。

「その他」を開いてみた

質問者さんは、上記のような感じで表示されたのでしょう。この場合は、ご自身の名前が表示されている部分の左側にある「下向き矢印」の部分を押してみてください。これで、すべてのフォルダーが表示されます。

すべてのフォルダーが表示された 
すべてのフォルダーを開けば、中に「下書き」フォルダーも見つかると思います。

Outlook on the web へアクセスした途端に表示される「フォルダー」は、「お気に入り」に登録されているものが表示されます。マウスポインターを「下書き」のところへ持って行ってみてください。すると、「お気に入りに追加」という星印が表示されますので、押します。
マウスポインターを「下書き」のところへ持って行ってみた

これで、「下書き」が「お気に入り」に追加されました。

「下書き」が「お気に入り」に追加

上部に表示されいている「←フォルダー」を押すと、元の画面に戻ります。「下書き」が表示されているかどうか確認してください。

Outlook on the web へアクセスした途端でも「下書き」が表示された

会社で Microsoft アカウントを複数作成したい

会社で5台のWindows 10 PCを購入しました。Office 搭載機です。セットアップしたいので、Microsoft アカウントを作成してみました。3台目までは、うまくいったのですが、4台目で450エラーが表示され、Microsoft アカウントが作成できなくなりました。こんな場合、どうするといいのでしょうか?

基本的には、Microsoft アカウントを作成する場合、同じ通信回線からは、1日に3つまでしか作成できません。制限数を超えて作成しようとするとMicrosoft アカウントから「新規登録エラー 450」が表示されます。

Microsoft アカウントの「新規登録エラー 450」

このメッセージには、「Microsoft アカウントの作成回数が1日の上限に達しました。1日待ってから新規登録をやり直すか、カスタマーサポートにお問い合わせください。」とあります。1日待つか、どうしても複数取得したい場合は、Microsoft アカウント サポート にMicrosoft アカウント取得の上限解除を依頼します。

Microsoft アカウントをもう数個作りたいのであれば、スマートフォンなどを使って、「別回線」として作ってしまう方法があります。

しかし、そもそもの話。会社で使うPCに Microsoft アカウントを作成して登録するということはがお勧めできません。

Microsoft アカウントは、個人で使うためのものです。それを企業内で使わせるのは間違っています。こういった使い方をすると、一般的なユーザーは、Microsoft アカウントでの利用範囲が「仕事でのみ」を超えて、個人的にも使ってしまいがちです。

そして、後々に問題が発生します。それは、そのユーザーさんが会社を辞める時。

「会社で作った Microsoft アカウントなのですから、そのアカウントを会社に置いて行ってください」と元のユーザーに連絡しておいていってもらいます。その後、新ユーザーがサインインして使ってみると、プライベートなデータが保存されていてびっくり!

なぜそういうことが起きてしまうのか?それは、自宅からも同じアカウントでアクセスできるので、個人的に使っていい部分と仕事で使う部分の使い分けがわからなくなるからです。

また、旧ユーザーは、会社を辞めているにも関わらず、社外からそのアカウントにアクセス可能です。うっかりしていると「会社の機密を社外からアクセスして、持ち出す!」ということもできてしまいます。旧ユーザーがアクセスできないよう、パスワードを変更するという手もあります。しかし、旧ユーザーがセキュリティコードを入手する方法を知っている場合、アカウントを取り戻すことができてしまいます。

危険なことを考えるときりがありません。そんな心配をするよりは、利用方法を改めましょう。

まず、企業で使うPCに Microsoft アカウントを作成して登録するということを止めましょう。そして、企業で使うPCは、電気屋さんで購入できる個人向けのPCではなく、法人用のPCを購入します。エディションは、Windows 10 Proや Windows 10 Enterpriseを購入しましょう。

法人用PCは、Microsoft Office 非搭載です。Office 製品を使いたい場合は、法人用 Office 365を契約します。IT管理者は、契約した法人用 Office 365のシステムを使って、社員一人一人のアカウントを作成できます。この場合は、アカウント作成の1日の上限数などなく、いくつでも作成可能です。

ユーザーは、自宅のPCを Microsoft アカウントで使うことでしょう。そして、必要に応じて企業用 Office 365のアカウントでサインインします。これで、自宅のPCで個人的な部分と仕事で使う部分の使い分けができます。

また、社員が退職してしまったら、そのユーザーのアカウントを削除するだけです。これで、そのアカウントは利用できませんので、旧ユーザーが社外から会社のデータを閲覧することもできません。

企業用 Office 365は、1ユーザー1カ月単位で追加契約可能です。

下記ページを参考にMicrosoft Officeアプリケーションが使える企業用のOffice 365を会社全体で導入しましょう。

一般法人向け Office 365 とは

Office 365 のすべての一般法人向けプランを比較する(中小企業向け)

一般法人向け Office 365 のすべてのプランを比較する(大企業向け)

法人向け Office 365 のアカウントを Microsoft アカウントにしている場合

会社からOffice 365 のアカウントをもらい、使っています。このOffice 365のアカウントを Microsoft アカウントにもしています。このたび、会社のIT管理者からOffice 365のアカウントを Microsoft アカウントにしている場合は、紐づけを解くよう連絡がありました。どういう風にするといいのでしょう?

企業や学校などから法人用の Office 365のアカウントをもらい、これを Microsoft アカウントとして登録している人が多いと聞きます。Microsoft アカウントは、個人用のアカウントなので、本来は、法人用のアカウントとは別のメールアドレスを登録します。しかし、使い勝手の都合上、今まで、法人用のアカウントを個人用にも流用していたという方が多いようです。

法人用 Office 365のアカウントを Microsoft アカウントにも登録してある場合、ユーザーが所属していた企業から退職、学校から卒業などして離れてしまうと、下記のような困った問題が発生する恐れがあります。

  1. ユーザーが所属していた組織から離れる。
  2. ユーザーは法人用 Office 365のアカウントが利用できなくなる。つまり、職場や学校などで使用していたメール アドレスが利用できなくなる。
  3. ユーザーがMicrosoft アカウントに設定していたパスワードを忘れてしまうと、本人確認のためのセキュリティ コードが職場や学校などで使用していたメール アドレスに送られることになる。しかし、ユーザーはメールをもう受け取れないので、Microsoft アカウントにもアクセスできなくなる。
  4. IT 管理者がパスワードをリセットして、そのユーザー宛のメールを閲覧できるようになった場合、IT管理者がそのユーザーの本人確認のためのセキュリティ コードを見つけてしまうと、IT管理者がそのユーザーのMicrosoft アカウントにサインインできるようになってしまう。

こういった事態を避けるため、2016年9 月15日以降から、法人用 Office 365のアカウントは、Microsoft アカウントとして登録できなくなりました。しかし、既に法人用 Office 365のメールアドレスを Microsoft アカウントとして登録してある場合は、問題なく使えてしまいます。そこで、IT管理者から、既に Microsoft アカウントとして登録済みの場合は変更するよう連絡がきたのでしょう。

ただし、次のような利用方法をしている場合は、利用が可能になったかどうか確認してから作業ください。

  • Windows 8 を実行している Windows Phone を使っている。電話のリセットが必要になります。
  • Xbox 開発者コミュニティに参加している。一部の開発者ツールにアクセスできなくなる可能性があります。

変更方法は、次の通りです。

  1. Microsoft にサインインする方法の管理 に法人用 Office 365のアカウントでサインインする。
  2. 「アカウント エイリアス」で「メールの追加」を押す。
  3. 「エイリアスの追加」でメールアドレスを追加して「エイリアスの追加」ボタンを押す。
    ※できればプロバイダーからもらったメールアドレスや Yahoo メール、Gmailではなく、「新しいメールアドレスを作成してエイリアスとして追加する」を選択して、@outlook.jp や @outlook.com といったMicrosoft Web メールを作成することをお勧めします。
    エイリアスの追加
  4. 追加したメールアドレスで「プライマリにする」を押す。
  5. 追加したメールアドレスが「(プライマリ エイリアス)」と表示されたのを確認する。
  6. 今まで、プライマリ エイリアスだった Office 365のアカウントで「削除」を押す

設定変更が完了したら、以降、個人用 Microsoftのサービスにサインインする場合は、Office 365のアカウントではなく、新しく設定したメールアドレスでサインインします。

参考:Microsoft アカウントの「プライマリ エイリアス」とは?

#AzureAD と Microsoft アカウントの重複問題に対する取り組み – Cloud and Server Product Japan Blog

個人用アカウントの名前を変更する

法人向け Office 365 の Azure AD を利用する

企業用の Office 365 を使っています。このたび、1台の Windows 10 を複数の社員で利用することになりました。企業用 Office 365 のアカウントを使う場合、どうするといいのでしょう?

まず、用意する Windows 10 のエディションは、Pro、もしくは、Enterprise にします。そして、このページを参考にして、1台のWindows 10を複数で使う社員の Office 365 アカウントを Azure AD (Azure Active Directory)に割り当てます。

今回、私は、Office 365 Enterprise E3で確認してみました。Active Directory の統合は、家庭向けではできませんが、一般法人向けの Office 365 であれば、どのエディションでも利用可能です。まずは、法人向け Office 365 でAzure AD を利用できるようにし、利用する社員にライセンスを割り付けます。ライセンスを割り付けたアカウントで、Windows 10 を企業用にセットアップします。Windows 10を企業用にセットアップする方法は、Windows 10 Ver.1607 を企業向けにセットアップ を参考にしてください。なお、Azure AD を割り当てる前に Windows 10パソコンを先に企業用にセットアップしてあっても大丈夫でした。

次のように作業します。

  1. Office 365 へ管理者アカウントでサインインします
  2. Office 365の「Admin center」が開くので、左側にあるメニューから「管理センター」を開き「Azure AD」を選択する
  3. 別ページで「Microsoft Azure」が開きます。初めて Azure AD を使う場合、「Azure Active Directory」で「自分の情報」、「次へ」で進んで「連絡先電話番号」の登録をします。
  4. 入力ができたら、「サインアップ」ボタンを押します。
  5. 「サブスクリプションを作成しています」と表示されるので、しばらく待ちます。
  6. 「サブスクリプションの準備が整いました」と表示されたら、完了です。
    ここで、「サービスの管理を開始する」を押したいところですが、いったん「Microsoft Azure」ページ閉じます。
    ※「サービスの管理を開始する」を押すと、Microsoft Azure のダッシュボードが開きます。Microsoft Azure のすべてのサービスが閲覧できますが、機能が多くわかりづらいかもしれません。
  7. Office 365 「Admin center」に戻り、再度「管理センター」の「Azure AD」を選択
  8. Microsoft Azure の「ディレクトリを使用する準備ができました。」のページが開くので必要に応じて「作業の開始」をする
    Microsoft Azure の「ディレクトリを使用する準備ができました。」のページ
    「ユーザー サインイン エクスペリエンスの向上」と「Azure AD Premium の取得」必要に応じてで大丈夫なようです。「ローカル ディレクトリとの統合」の Azure AD Connect は、ダウンロードして管理者のパソコンにインストールしておいてください。
  9. Azure AD Connect  のインストールが済んだら、上部にメニューが表示されるので、「ライセンス」を選択。
    Microsoft Azure の「ディレクトリを使用する準備ができました。」の上部
    ※「新しい Azure ポータルが登場!」と表示されている場合は、右上の「×」ボタンで消えます。
  10. 下部に表示されるバーの「割り当て」を選択
    下部に表示されるバー
  11. 「ライセンスを割り当てます」が表示されます。ライセンスを割り当てたいメンバーを選択します。
  12. 右側の「割り当て」欄に表示されます。表示されない場合は、「名前」欄の右端にでる「+」ボタンを押してみてください。一度に複数の人を割り当てることも可能です。
  13. ライセンスを割り当てるメンバーが「割り当て」欄に表示されているのを確認し、「割り当て」欄の下部にあるチェックマークを押す。
    ※上部にもチェックマークがありますが、そこは違います。
  14. 以上で、選択したユーザーのアカウントに Azure AD のライセンスが割り当てられます。

これで、企業用にセットアップしたWindows 10 Proでサインインしてみましょう。サインインするアカウントは、Azure ADのライセンス割り当てをしたものです。

「設定」-「アカウント」で「職場または学校への接続」を確認すると「Azure AD に接続済み」と表示されました。
「設定」-「アカウント」で「職場または学校への接続」

さて、このパソコンで複数の社員が使うには、どうするといいのか?「設定」-「アカウント」-「他のユーザー」で「その他のユーザーをこのPCに追加」を押すと、「このユーザーはどのようにサインインしますか?」が表示されます。説明文には「追加するユーザーのメールアドレスまたは電話番号を入力してください。Windows、Office、Outlook.com、OneDrive、Skype、Xboxを使用しているユーザーの場合、そのユーザーがサインインに利用しているメール アドレスまたは電話番号を入力してください」とあります。つまり、これは、Microsoft アカウントを入力します。ここに法人用の Office 365 アカウントを入力すると「Microsoft アカウントではないようです」と表示されエラーになります。

image

これは、2016年9月15日から、企業用のアカウントで Microsoft アカウントにサインインできなくなったためです。

参考:#AzureAD と Microsoft アカウントの重複問題に対する取り組み – Cloud and Server Product Japan Blog

 
Windows 10 Fall Creators Update からは、法人用アカウントも追加できるようになりました。詳細は、Windows 10:法人用にセットアップしたPCに複数の管理者を登録したい(Ver.1709) でご確認ください。

「設定」-「アカウント」-「他のユーザー」で「その他のユーザーをこのPCに追加」は、使えません。そこで、サインイン中のアカウントからサインアウトします。サインイン画面の左下に「他のユーザー」が表示されますので、押します。

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サインイン画面が「他のユーザー」に切り替わります。「サインイン先」が「職場または学校アカウント」と表示されているのを確認して、「メールアドレス」欄にライセンスを割り当てた他のメンバーの企業用 Office 365のアカウントであるメールアドレスを入力、「パスワード」欄にそのパスワードを入力します。

image

サインインできると、初回は、本人確認を求められました。すぐにコードを受け取れる電話番号やSMSを受け取れる携帯電話の番号を入力します。この電話番号は事前に登録したものではなく、本当にすぐ使える人なのか確認するものですので、すぐに受け取れる電話番号を入力します。また、セットアップしてあればスマートフォンの認証アプリで生成されるコードを入力してもいいようです。

これで、複数の社員が1台の Windows 10 パソコンを使えるようになります。ただし、プロファイルを別に作って完全に独立した環境を構築します。そして、管理者は、セットアップをした際に使ったアカウントのユーザーで、「他のユーザー」でサインインしている人に変更することや管理者の追加はできないようです。

参考:Office 365 ID と Azure Active Directory について – Office 365

2017年10月29日 追記
Windows 10 Fall Creators Update からは、法人用アカウントも追加できるようになりました。詳細は、Windows 10:法人用にセットアップしたPCに複数の管理者を登録したい(Ver.1709) でご確認ください。

家庭向け Office 365の Skype 無料通話に携帯電話も加わった!

2015年1月3日に Office Premium の Office 365 サービス で Office Home & Business Premium の他、Office 365のサービスとして毎月60分間まで無料通話できるSkypeを紹介しました。あの時は、日本国内の場合、固定電話へのみ利用可能でした。携帯電話へ掛けようとすると、有償になるメッセージが表示されました。

さて、2015年7月9日に、日本でも固定電話へだけでなく、携帯電話へも利用が可能になりました。

【家庭向け Office 365 サービス アップデート】毎月 60 分の Skype 無料通話の対象に携帯通話を追加 – Office Blogs – Site Home – TechNet Blogs

ところで、Skype アカウントではなく、電話番号を連絡先に登録できないものでしょうか。次のようにすると登録可能です。

  1. メニューバーの「連絡先リスト」-「連絡先の追加」-「電話番号を保存」と進みます。
    メニューバーの「連絡先リスト」-「連絡先の追加」
  2. 右側に登録画面が表示されますので、氏名と電話番号、タイプを選択して「追加」ボタンを押します。
    登録画面
  3. 「連絡先」内に「電話」のアイコンで登録されます。
    「連絡先」の「電話」アイコン

Lync 2013 を使う時だけ起動したい

Office 365 で Lync 2013を使っています。パソコンを起動させた途端に Lync も起動してしまいます。Lync は、使う時だけ起動させたいのです。パソコン起動時にLync が起動しないようにし、使い終わったら終了しておきたいのです。こんな場合、どうするといいのでしょう?

Lync は、コミュニケーションツールです。「いつでも、どこでも連絡が取れるように!」と言う配慮の元のコミュニケーションツールですから、パソコン起動時から立ち上がるのは当然なわけです。しかし、「使う時だけ起動したい」という要望も多いです。

そんな場合は、次のように作業してみてください。

  1. 起動している Lync の「オプション」(歯車マーク)をクリックします。
    Lync の「オプション」(歯車マーク)
  2. 「Lync – オプション」が開きますので、左側の欄から「個人」を選択
  3. 「アカウント」にある「Windows にログオンするときに自動的に Lync を起動する」のチェックを外す
    「Windows にログオンするときに自動的に Lync を起動する」のチェックを外す
  4. 「OK」ボタンを押す。

これで、以降は、パソコン起動時に Lync が自動的に起動しなくなります。使う時に、Lync を起動させます。

使い終わった Lync を終了させたい場合は、次のように作業してみてください。

  1. 起動している Lync の「オプション」(歯車マーク)の右にある三角の部分をクリック
  2. 「ファイル」-「終了」と進む
    「オプション」(歯車マーク)の右にある三角の部分をクリックして「ファイル」-「終了」と進む
  3. Lync 2013がサインアウトして、終了します。

Office 365 のメールアドレスをSurface 2/RT の Office Outook で使いたい

Office365 をSurface 8.1 RTの Outlook にセットアップしたいのです。ブラウザから Outlook Web App を使ってメールを閲覧することはできるのです。これを Office Outlook からも閲覧できるようにしたいのです。管理者からは、Outlook Web App の「設定」-「Office365の設定」-「ソフトウェア」-「デスクトップセットアップ」-「セットアップ」と教えられたのですが、うまくいきません。どうするとできるのでしょう?

Surface 2/RT で、Office 365 の Outlook Web App にアクセスして実際に確認してみました。

  1. Outlook Web App の右側にある「設定」(歯車マーク)を押して「Office365の設定」を選択。
    Outlook Web App の右側にある「設定」(歯車マーク)を開いたところ
  2. 「ソフトウェア」を選択
    Office365の設定
  3. 「最新バージョンのOfficeをインストールする」に移動します。Office 製品がインストールされていない場合は、ここで「言語」を確認して「インストール」ボタンを押します。しかし、Furface2/RTには、最新のOfficeがインストール済みです。
    左側にある「デスクトップセットアップ」を選択します。
    最新バージョンのOfficeをインストールする
  4. 「Office 365と連携するようにデスクトップ アプリケーションを設定する」で「セットアップ」ボタンをクリック。
    Office 365と連動するようにデスクトップ アプリケーションを設定する
  5. 下の方に「ファイルを開く」のか、「保存」するのかの確認をする通知バーが開きます。
    通知バー
    この通知バーで「ファイルを開く」を押して、セットアップを実行させるわけですが・・・
  6. Surface 2/RT では、こういったファイルのインストールが全くできません。下記のように、このファイルを使うためのアプリを探すメッセージが表示されます。
    「ストアでファイルを探す」メッセージ

Surface Pro や一般的 Windows の場合には、「Office 365と連携するようにデスクトップ アプリケーションを設定する」でOffice 365 と インストール済みの最新Office製品を連携するよう、自動的に設定するファイルを実行します。しかし、Surface 2/RT では、こういったファイルの実行は一切できません。

参考:Office 365 管理者 ヘルプ

そこで、次のようにして手動で作業します。

  1. Outlook 2013の「ファイル」-「アカウントの追加」を開きます。
  2. 「名前」欄にメールを送信する際表示させたい自分の名前を入力。「電子メールアドレス」欄には、Office 365のメールアドレスを入力。パスワード欄にそのパスワードを入力して「次へ」ボタンを押します。
    アカウントの追加
  3. セットアップが始まりますので、しばらく待ちます。
  4. 「おめでとうございます。電子メール アカウントの設定が完了し、使えるようになりました。」と表示されたら、「完了」ボタンを押します。
    おめでとうございます。電子メール アカウントの設定が完了し、使えるようになりました。
  5. Outlook の再起動を促されますので「OK」ボタンを押します。
    変更を有効にするには、Outlook を再起動する必要があります。
  6. Outlook 2013をいったん閉じ、再起動させます。
  7. 「Windows セキュリティ」が開きます。
    Windows セキュリティ
    「ユーザー名」欄に設定した Office 365のメールアドレスを入力、「パスワード」欄にそのパスワードを入力します。 「資格情報を記憶する」にチャックをつけて、「OK」ボタンを押します。
  8. 設定が完了するまで、しばらく待ちます。

以上で、設定が完了します。

なお、コントロールパネルにある「メール」の「電子メールアカウント」からでも、似たような感じで設定できます。
コントロールパネルにある「メール」

しかし、途中の「Windows セキュリティ」に画面で、うまくパスワードを認識してくれないことがあります。何度か、入力していると通るのですが、ちょっと変です。うまくいかない場合は、Office Outlook から設定登録してみてください。

Windows 8 Developer Preview で Live Meeting に参加

Windows 8 Developer Preview で Live Meeting に参加できるかどうか確認してみました。

まず、開催者から指定された URL にブラウザを使ってアクセスするわけですが、今回、Windows 8 Developer Preview にサインインする時に使っている Windows Live ID の Hotmail 宛に参加URLを記載したメールを送りました。

ところで、Windows 8 Developer Preview の標準ブラウザとしては、Internet Explorer 10が標準搭載されています。しかも、Start 画面から起動できるタイプと Desktop から起動できるタイプの2種類あります。どちらを使うといいのでしょう?

まずは、Start 画面から起動できる IE10 を使ってみました。
Windows 8 Developer Preview の Start 画面にある Internet Explorer タイル

参加URLへアクセス。すると、「Microsoft Office Live Meeting 2007 入場ページ」が開き、「Microsoft(R) Office Live Meeting クライアントがお使いのコンピュータにインストールされているかどうかを判断できません。」と表示されました。

Live Meeting 2007 入場ページ

このパソコンは、Live Meeting に初めての参加です。まずは「Office Live Meeting クライアント」をインストールしましょう。

「同意してクライアントをインストールする」をクリック。すると、下の方に、ダウンロードをどう処理するのかの通知バーが表示されました。
下の方に、ダウンロードをどう処理するのかの通知バーが表示された

この通知バーで LMSetup.exe ファイルを「実行」するのか、一旦「保存」するのか選択します。

LMSetup.exe ファイルをどうするのか選択

「Run」をクリックして、実行してみましたら「LMSetup.exe couldn’t be downloaded.」となってしまいました。。「retry」をクリックしたら、インストールが始まりましたが、ドキッとします。一旦「Save」で保存してからインストールした方がいいのかもしれません

「Save」で保存した場合は、Desktop からエクスプローラーを開き、ダウンロードした LMSetup.exe ファイルを実行します。保存場所を特に指定しなければ、「Favorites」内にある「Downloads」フォルダーに保存される事でしょう。

Live Meeting 2007のインストール画面は、英語表記でした。指示に従って、インストールします。
Office Live Meeting 2007 インストール中

「Microsoft Office Live Meeting 2007 has been successfully installed.」と表示されたら、インストール完了です。「Close」ボタンをクリック。

Live Meeting 2007 Installation Compleate

LMSetup.exe ファイルのインストールが完了したので、Start 画面のIEから「ミーティングへの参加」をクリックしてみます。しかし、反応がありません。通常なら、Live Meeting のコンソールが起動するのですけど。

ここで、Start 画面から起動できる IE10 での作業を断念しました。

次に、Desktop から IE10 を起動し、作業してみました。
Desktop のタスク バーにある IE10 アイコン

参加URLへアクセスします。ここでも「Microsoft(R) Office Live Meeting クライアントがお使いのコンピューターにインストールされているかどうかを判断できません」と表示されてしまいました。とりあえず、コンソールはインストールされているはずなので、「ミーティングへの参加」をクリック。

下の方に通知バーが開きました。
Do you want to open or save launch.rtc

「launch.rtc」を開くのか、保存するか?と聞いています。ここでは、コンソールを開く作業なので「Open」をクリック。

Live Meeting の開始画面が開くので「Name」欄に参加者の名前を記載し「Continue」をクリック。

Live Meeting のコンソールは英語版になっていますが、Windows 8 Developer Preview からでも無事、Live Meeting に参加できました。
Windows 8 Developer Preview から Live Meeting に参加できた

さて、Desktop の IE10 からできたのですから、Start 画面の IE10 でも、もうできるかな?と再挑戦。Start 画面の IE10 でも「Microsoft(R) Office Live Meeting クライアントがお使いのコンピューターにインストールされているかどうかを判断できません」と表示されていますが、「ミーティングへの参加」をクリックしてみます。しかし、Office Live Meeting クライアントのコンソールが起動しません。

どうも、Start 画面の IE10 からは、Live Meeting に参加できないもようです。

タイルの IE10 とDesktopのIE10とでは、何か違うのでしょう。タイルの IE10 は、プラグイン非対応だからのもようです。この辺は、ちょっと気をつけておこうと思います。