ココログのリニュアル後に Open Live Writer で投稿

@nifty のブログサービスであるココログがリニューアルしました。管理ページへのアクセスは、リニュアル前 https://app.cocolog-nifty.com/t/app でした。しかし、下記URLに変更されています。

http://www.cocolog-nifty.com/t/sso/start

ブラウザの「お気に入り」に登録してある場合は、修正しておきましょう。

さて、管理ページもいろいろ変わってしまいました。私は、ココログに記事を投稿するのに、Web ページは使わず、Windows 10 のストアアプリである Open Live Writer を使っています。コマンドは、すべて英語表記なのですが、ワープロ感覚で操作できるので、便利に使っています。しかし、ココログリニューアル後は、Open Live Writer から全く投稿できなくなっていました。

そこで、ココログの管理画面を丹念に見ていくと、「XML-RPC設定」というのが見つかりました。「XML-RPC設定」には、「外部ツールを使用した投稿の設定を行うことができます」と書いてありました。

リニューアル前は、自分のブログのURLとココログにログインする ID、パスワードで Open Live Writer のセットアップができました。しかし、リニューアル後は、「XML-RPC設定」にある情報が必要であることがわかりました。

まず、「XML-RPC設定」は、次のようにしてアクセスします。

  1. ココログ管理ページにログインします。
  2. ページ右上にある「コントロールパネル」を選択
  3. 「コントロールパネルメニュー」が開くので「サイトアクセス」にある「XML-RPC設定」を選択

「XML-RPC設定」には、次の項目が表示されています。

XML-RPCエンドポイントURL http://app.cocolog-nifty.com/t/api
XML-RPC用ID ご自身のID
XML-RPCパスワード発行 「発行する」ボタンを押すと表示されます

Open Live Writer には、これらの情報が必要です。なお、「XML-RPCエンドポイントURL」は、ココログのユーザー共通ですが、XML-RPC用IDとパスワードは固有の物です。よそ様に知られてしまわないようご留意ください。

「XML-RPC設定」を確認できたら、Open Live Writer でセットアップします。なお、Windows Live Writer も似たような感じです。

  1. Open Live Writer を起動
  2. 「ファイル」-「Options」と進みます。
  3. 左側から「Accounts」を選択
  4. 既に登録してあるココログのアカウントを選択し、「Remove…」ボタンを押して削除します。
  5. 「Add」ボタンを押します。
  6. 「What blog service do you use?」で、「Other service」にチェックをつけ、「Next」ボタンを押します。
  7. 「Web address of your blog:」欄にご自身のココログのURLを入力。
  8. 「User name」に「XML-RPC用ID」を入力
  9. 「Password:」に「XML-RPCパスワード」を入力
  10. 「Remember my password」にチェックをつけて、「Next」ボタンを押します。
  11. 「Select blog type」が表示されます。「Type of blog that you are using:」欄を「Metaweblog API」にします。
  12. 「Remote posting web address for your blog:」に「XML-RPCエンドポイントURL」である「http://app.cocolog-nifty.com/t/api」と入力し、「Next」ボタンを押します。
  13. セットアップが始まります。
  14. 途中、テーマを反映するかどうか聞かれますので、「Yes」か「No」を押します。
  15. 「Your blog has been set up」と表示されたら完了です。「Blog nickname」がご自身のブログ名であることを確認し「Finish」ボタンを押します。
  16. 「Options」を「OK」ボタンで閉じます。

以上で、セットアップ完了です。記事を書いたら「Home」タブにある「Publish」を押せば、投稿できます。しかし、Open Live Writer から「カテゴリ」を設定できませんでした。

2019年3月23日 追記:
ココログに記事を投稿して確認してみています。Open Live Writer からは、記事をアップできても画像が全く表示されません。Web 上で書いた記事であれば、画像が表示できます。Open Live Writer で記事を書いてアップロードし、画像だけを Web 上から編集で挿入してみました。しかし、エラーになり保存ができません。

そこで、Open Live Writer で書式を設定して記事を書くだけにします。アップロードは、Web 上でOpen Live Writer に書いた本文をコピペで貼り付けます。画像もWeb上からアップロードし挿入しました。これならば、Web 上で保存可能でした。

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Windows 10:Windows Essentials のアンインストール

今まで、Windows Essentials 製品を使っていました。サポートが終わったので、アンインストールすることにしました。ところが、アンインストールできません。こんな場合は、どうするといいのでしょう?

Windows 10で一般的にインストール済みのアプリをアンインストールする場合は、次のようにします。

  1. 「設定」-「システム」-「アプリと機能」を開く。
  2. 「Windows Live Essentials」を選択(Windows Essentials 2012でもここでは、「Windows Live Essentials」と表示されます)。表示された「アンインストール」ボタンを押す。
    「設定」-「システム」-「アプリと機能」で見つかった「Windows Live Essentials」
    確認のメッセージが出るので、「アンインストール」ボタンを押す。
    もしくは、Cortanaの検索バーに「wlarp」と入力して、検索結果に表示された「wlarp」を押して実行します。
    「wlarp」の検索結果
  3. 「ユーザーアカウント制御」が出たら「はい」を押す。
  4. 「Windows Essentialsプログラムのアンインストールと修復」画面が出るので、「Windows Essentials プログラムの削除」を押す。
    「Windows Essentialsプログラムのアンインストールと修復」画面
  5. インストールされている Windows Essentials 製品が表示されるので、すべてにチェックを付けて「アンインストール」ボタンを押す。
    「アンインストールするプログラムの選択」画面
  6. アンインストール作業が始まります。

さて、タイプによっては、下記のように「いくつかのプログラムをアンインストールできませんでした」というエラー表示になります。

image

こんな場合、サポート中は、Windows Essentials のアンインストールツールがダウンロードすれば使えました。しかし、これも2017年1月10日のサポート終了と共に、現在は、ダウンロードできなくなっています。

そこで、コマンドを使ってアンインストール作業をします。次のようにしてみてください。

  1. Cortanaの検索ボックスに「CMD」と入力します。
  2. 検索結果に「コマンド プロンプト」が表示されるので、右クリックして「管理者として実行」を選択。
    検索結果に「コマンド プロンプト」が表示されるので、右クリック
  3. 「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」を押す。
  4. 下記に記載したお使いのWindows 10の「バージョン情報」を確認して、「システムの種類」にあったコマンドをコピーします。
    Windows 10 64 ビット版の場合
    "c:\program files (x86)\windows live\installer\wlarp.exe" /cleanup:all /q
    Windows 10 32 ビット版の場合
    "c:\program files\windows live\installer\wlarp.exe" /cleanup:all /q
  5. 起動したコマンドプロンプトにコピーしたコマンドを Ctrl+V キーで貼り付け、Enter キーを押して実行します。
    コマンド プロンプトで Windows Essentials をアンインストール中
  6. Windows Essentials のアンインストール中画面が消えたら、コマンド プロンプトの×ボタンを押して、閉じます。

以上で、Windows Essentials 製品がアンインストールされたかどうか確認し、一応、PCを再起動します。

ただ、まれに、これもエラーになることがあるとのことです。そんな場合は、下記ページから修復ツールをダウンロードして実行します。

プログラムのインストールまたは削除をブロックしている問題を解決する

その後、再度、アンインストール作業をしてみてください。

参考:1 つ以上の Windows Essentials プログラムをアンインストールするにはどうすればよいですか? – Windows ヘルプ

Windows Essentials がダウンロードできなくなりました

2016年9月3日に Windows Essentials 2012は2017年1月10日でサポート終了 を紹介しました。2017年1月11日になりまして、とうとう、Windows Essentials のインストールファイルがダウンロードできなくなりました。

日本時間で2017年1月10日までは、Windows Essentials ダウンロード オプション を開くと、ページ内に「今すぐダウンロードする」がありました。

Windows Essentials ダウンロード可能だったころ

ところが、本日(2017年1月11日)、同ページにアクセスしてみると、「今すぐダウンロードする」が見当たりません。

Windows Essentials ダウンロード オプション (2017年1月11日現在)

その代り「注 Windows Essentials 2012 スイートのサポートは 2017 年 1 月 10 日 に終了します。」と記載されています。「詳細はこちら」を押してみると、Windows Essentials 2012 リリース ノート へ移動します。このページの「Windows Essentials 2012 はまだダウンロード可能ですか? 」の回答も「Windows Essentials 2012 はダウンロードできなくなりました。」に変わっています。

image

さて、「私は、Windows Essentials のインストールファイルを持っているから大丈夫!」という方、そのインストールファイルを確認してみてください。オフラインインストール用の「wlsetup-all.exe」ならば大丈夫です。しかし、「wlsetup-web.exe」の場合、これは「Web インストーラー」なので、インターネットで必要なファイルをダウンロードしながらインストールします。よってインストール作業を始めても、途中で止まってしまうことでしょう。また、Microsoft サイト内でもよく探すと、Windows Essentials 内の各製品ごとのページでインストーラーがダウンロードできるところが見つかります。しかし、これらもファイル名が「wlsetup-web.exe」ですし、システム要件を確認すると、Windows Live Essentials 2009だったりして、非常に古いものが残っているだけです。

この他、次のように記載されています。

Windows Essentials 2012 リリース ノート「インストール済みの Windows Essentials 2012 アプリケーションはどうなりますか?

インストール済みの Windows Essentials 2012 アプリケーションはどうなりますか?
既にインストールされているアプリケーションは、引き続き現在と同じように動作します。ただし、サポートされていない製品の使用をサポート終了日以降も続けると、セキュリティ リスクが高くなります。

Windows Live メールは引き続き使用できますか?
はい、できます。ただし、一部のメール サービス プロバイダーは、セキュリティと信頼性を改善するために、Windows Live メールでサポートされていない新しい電子メール プロトコルに移行しています。これらのメール サービス プロバイダーでは、機能しなくなる可能性があります。

代わりになる機能としてお勧めのものはありますか?

  • メールは、Windows 8.1 以上に無料の組み込みアプリケーションとして含まれています。
  • フォトは、Windows 8.1 以上に無料の組み込みアプリケーションとして含まれています。
  • Live Writer は、オープン ソース ソリューションとして入手可能です。
  • OneDrive は、Windows 8.1 以上に含まれています。
  • ファミリー セーフティは、Windows 8.1 以上に含まれています。


既にインストールされているアプリケーションは、引き続き現在と同じように動作します。ただし、サポートされていない製品の使用をサポート終了日以降も続けると、セキュリティ リスクが高くなります。

「代わりになる機能としてお勧めのものはありますか? 」の補足:
Windows Live メール:Microsoft Office Outlook や他のメールソフト、Windows 8.1、Windows 10に標準インストールされている「メール」アプリをお使いください。
Live Writer :オープンソースは、英語版ですが Open Live Writer からダウンロード可能です。Windows 10の場合は、ストアアプリの「Open Live Writer」からインストールできます。

さて、「代わりになる機能としてお勧めのものはありますか? 」から消えている製品があります。「ムービーメーカー」が見当たりません。以前は「ムービー メーカーは、Windows 10 ユーザー向けにまもなく Windows ストアから入手できるようになります。」と書いてあったのですが消えています。英語版でも確認してみましたが、見当たりません。何かわかり次第、報告いたします。

2017年1月11日 15:00 追記:
「検索していたら Windows Essentials 2017 の最新バージョンがダウンロードできるページがありました。これは何なのでしょう?」という質問が入りました。探してみたところ確かに見つかります。しかし、確認してみると Microsoft 外部から Windows Essentials のインストールファイルをダウンロードできるページでした。 ダウンロードできるバージョンが「16.4.3503.0728」となっています。2017年1月10日までダウンロードできたのがバージョン 16.4.3528.0311 です。最新バージョンではなく、かなり古いインストールファイルです。ダウンロードできるページのタイトルが自動で更新されるらしく、「Windows Essentials 2017 」と紛らわしく表示されているものと思われます。そういったところからのインストールファイルには、アドウェアやスパイウェアなど、怪しいものが含まれている恐れがありますので、ご留意ください。

2017年2月13日 追記:
Windows 10用のムービーメーカーが配信されません。そこで、代替としてPowerPointを使って、ビデオ化する方法を考えてみました。PowerPoint をムービーメーカーの代替えに使ってみた でどうぞ。

2017年8月21日 追記:
Windows 10 の「フォト」アプリで「Story Remix」が追加されました。これを利用すると、「フォト」アプリから写真やビデオを使った動画編集が可能です。詳しくは、Windows 10:製品版「フォト」で Story Remix が利用可能 でどうぞ。

2017年11月27日 追記:
どうしても、Windows Live メールやムービーメーカーを使いたいということでか、この記事を閲覧されている方が増えています。そんな中、Windows Live メールやムービーメーカーを無理やりインストールしてパソコンが不都合を起こすケースも増えています。まず、Windows 10 では、Windows Live メールやムービーメーカーが正しく動作しません。
なお、Windows Essentials のインストールファイルをダウンロードできるサイトがいくつか見つかります。公式以外からのインストールファイルの再配布は、許可されていません。善意で配布しているサイトも見受けますが、そういうところからのダウンロードもやめた方が無難です。インストールしても正しく動作しない恐れのある製品です。利用はあきらめましょう。

ムービーメーカーから YouTube にアップロードできない

Windows Essentials のムービー メーカー2012で動画を作りました。これを YouTube へアップロードしようと思っています。「ホーム」タブにあった「共有」の「YouTube」ボタンを押して「YouTubeへサインイン」の画面に、YouTubeで使っている Google アカウントとそのパスワードを入力してみました。ところが「YouTubeからの応答が正しくありません。もう一度やり直してください。」と表示されます。ユーザー名やパスワードに間違いはなく、同じアカウントとパスワードで YouTubeにサインインできます。こんな場合、どうするといいのでしょう?

ムービーメーカーからYouTubeへアップロードする際、エラーになる現象として、2015年1月に Google アカウントのアプリパスワード で「ユーザー名またはパスワードが無効です。もう一度やり直してください。」と表示される現象を紹介しました。このときの現象は、サインインに使っている Google アカウントに2段階認証を設定しているため、アプリパスワードを生成して入力する方法を紹介しました。

しかし、2017年1月は、「YouTubeからの応答が正しくありません。もう一度やり直してください。」と表示されてしまいます。

ムービーメーカーから YouTube にアップロードしようとすると、「YouTubeからの応答が正しくありません。もう一度やり直してください。」と表示される

アプリパスワードも生成して入力してみたのですが、今回は、回避できません。変わらず「YouTubeからの応答が正しくありません。もう一度やり直してください。」と表示されます。

アプリパスワードを入力してみたが、「YouTubeからの応答が正しくありません。もう一度やり直してください。」と表示される

この現象、どこにも公式の情報が出ていないのですが、どうも、ムービーメーカーが Google アカウントのサインインシステムに対応できなくなっているからの模様です。

そこで、「Home」タブの「共有」内にある「YouTube」は、もう使わないでください。その隣の「ムービーの保存」を開き、メニュー内にある「YouTube」を選択します。

「Home」タブの「共有」内

これを使って、YouTubeへアップロードするのに適した「mp4」でファイル名をつけて保存します。パソコン内にファイルを保存してから、ブラウザで YouTube へアクセスしてから、アップロードします。

ムービーメーカーを含む、Windows Essentials 製品は、2017年1月10日でサポートが終了します。最新の機能に対応していないからか、いろいろ不都合が発生しているようです。

Windows Essentials ダウンロード オプション – Windows ヘルプ より

Windows Essentials 2012 スイートのサポートは 2017年1月10日に終了します

Windows Essentials 2012 リリース ノート 「代わりになる機能としてお勧めのものはありますか?」より

代わりになる機能としてお勧めのものはありますか?

ムービーメーカーは、Windows 10 用のアプリがストアアプリから配信されるとのことです。まだ、配信が確認されていませんので、もうしばらく、待ってみてください。

2017年2月13日 追記:
Windows 10用のムービーメーカーが配信されません。そこで、代替としてPowerPointを使って、ビデオ化する方法を考えてみました。PowerPoint をムービーメーカーの代替えに使ってみた でどうぞ。

Windows 10:アドレス帳をOutlook 連絡先でインポートするとエラーになる

Windows 7 から Windows 10 へ乗り換えました。Windows Live メールのアドレス帳を Windows 7 で使っていたものから、Windows 10でも使えるようにしたいと思い Windows 10:Windows Live メール で使っていたアドレス帳を「People」アプリで使いたい を参考にして作業してみました。アドレス帳を csv形式で書き出し、Excel で中身を確認してから、Outlook 連絡先でインポートしてみました。しかし、エラーになってしまい、インポートできませんでした。こんな場合、どうするといいのでしょう?

Outlook 連絡先で、Windows Live メールのアドレス帳をインポートすると表示されるエラーは、こんな感じかと思います。

CSV ファイルの形式が正しくありません。

CSV ファイルの形式が正しくありません。Outlook CSV 形式でエクスポートされたファイルであることを確認してください。

質問者さんからは、csv ファイルを「Excel で中身を確認した」とあります。どうも、その際に上書き保存したのではないかと考えられます。

Outlook 連絡先 で、Windows Live メールのアドレス帳をインポートする際、文字コードが「UTF-8」の CSV ファイルを使います。ところが、この CSV ファイルを日本語版 Excel で開いて、上書き保存すると文字コードが日本語版特有の「ANSI」になってしまいます。

Windows Live メールのアドレス帳も、文字コードが「ANSI」だとエラーを起こします。Windows Live メールの時は、「メモ帳」を使って文字コードを「ANSI」から「UTF-8」へ変更して使いました。

参考:Windows Live メール のアドレス帳

しかし、Outlook 連絡先 の場合、いったん「ANSI」になってしまった CSV ファイルの文字コードを「UTF-8」に直しても、やはりエラーになりました。そこで、CSV ファイルを開きたい場合は、うっかりExcelで上書き保存してしまわないようにするか、メモ帳で開きます。

CSV ファイルをメモ帳で開きたい場合は、ファイルを右クリックして、表示されたメニューの「プログラムから開く」より、「メモ帳」(もしくは Notepad)を選択します。
CSV ファイルを右クリックして「プログラムから開く」を選択したところ

CSV 形式で書き出したファイルは、Excelで開かず、メモ帳で開くようにしてください。

Windows 10:Windows Live メール で使っていたアドレス帳を「People」アプリで使いたい

Windows 10:プロバイダのWebメールのアドレス帳をPeopleで使いたいの続き。

Windows Live メール で使っていたアドレス帳を Windows 10 のアドレス帳である People で使うには、どうするといいのでしょう?

Windows 10で「メール」アプリを使う場合、そのアドレス帳は「People」アプリと言います。

「People」アプリ

People アプリは、「メール」アプリに登録した Outlook.jp といった Microsoft のWebメールやGmailのアカウントと連動しています。「メール」アプリにアカウントを登録すると、People でも自動的にそのアカウントで同期を開始します。

People で、Windows Live メールで使っていたアドレス帳を利用したい場合、Windows Live メールのアドレス帳からエクスポートし、Peopleで利用できるようインポートします。次のようにしてみてください。

Windows Live メールのアドレス帳からエクスポート

  1. Windows Live メール を起動して、「アドレス帳」を開きます。
  2. 「ホーム」タブにある「エクスポート」を開きます。
  3. 「カンマ区切り(.csv)」を選択します。
    「ホーム」タブにある「エクスポート」を開いたところ
  4. 「CSV のエクスポート」画面が開きますので「参照」ボタンを押します。
    「CSV のエクスポート」画面
  5. 「名前をつけて保存」画面が開きます。「ファイル名」欄にわかりやすいファイルの名前を入力します。
  6. 「保存」ボタンを押します。
  7. 「CSV のエクスポート」画面に戻りますので「次へ」ボタンを押します。
  8. エクスポートするフィールドを選択できる画面が開きます。必要な部分にチェックがついているのを確認します。確認したら「完了」ボタンを押します。
    image
  9. エクスポートが始まります。
  10. 表示されていた画面が消えたら完了です。

できあがった CSVファイルをインポートします。しかし、Windows 10 の「People」アプリへ直接インポートすることはできません。そこで、「People」アプリに登録されている Web 上のアドレス帳へインポートします。@Outlook.jp といった Microsoft のWeb メールをお使いの場合は、次のようにします。

  1. ブラウザ(Internet Explorer か Microsoft Edgeを推奨)を起動して、Outlook 連絡先に「メール」アプリに登録してある Microsoft Web メールでサインインします。
  2. 「管理」を開き、「連絡先のインポート」を選択
    image
  3. 「連絡先のインポート」画面が開きます。「インポートする場所を指定してください」と表示されていますので、今回は、「Windows Live メール」を選択します。
    「連絡先のインポート」画面
  4. 「Windows Live メール からの連絡先のインポート」画面が表示されます。
    「Windows Live メール からの連絡先のインポート」画面
    ※この画面の説明文には、Windows Live メールでのエクスポートの方法が記載されていることでしょう。途中「ファイルを開いて、ダウンロードした CSV ファイルが空ではないことを確認します」とあります。CSVファイルを開く際は、「メモ帳」を利用してください。Excelで開いてしまった場合は、上書き保存してしまわないよう、閲覧だけして閉じてください。Excelで上書き保存した CSV ファイルをOutlook 連絡先でインポートするとエラーになります。
    参考:アドレス帳をOutlook 連絡先でインポートするとエラーになる
  5. 「参照」ボタンを押して、エクスポートした「CSV」ファイルを指定し、「開く」ボタンを押します。
  6. 上部の「アップロード」を押します。
  7. インポートが始まるので、しばらく待ちます。
  8. 「正常にインポートされました」と表示されたら、完了です。

Windows 10:プロバイダのWebメールのアドレス帳をPeopleで使いたい

日本のプロバイダの Web メールを使っています。このプロバイダの Web 上にあるアドレス帳を Windows 10 のアドレス帳である People で利用しようと考えました。Windows 10 には、Microsoft のWebメールである@outlook.jp でサインインしています。しかし、Outlook 連絡先にインポートしようと思ったのですが、直接はできないようです。そこで、Windows Live メールのアドレス帳に一度インポートしてみました。しかし、文字化けしてしまいました。こんな場合、どうするといいのでしょう?

「日本のプロバイダの Web メール」ということで、Nifty の Web メールのアドレス帳をエクスポートしてみました。ファイルは、CSV 形式で書き出されました。このファイルを、Outlook 連絡先 でインポートしまてみます。上部の「管理」から「連絡先のインポート」を選択。

「Outlook 連絡先 」上部の「管理」から「連絡先のインポート」を選択

「連絡先のインポート」画面に「インポートする場所を指定してください」として「Gmail」「Outlook 2010/2013/2016」「Yahoo! メール」「Windows Live メール」が表示されます。どうも、インポートできる形式が決まっているようです。

連絡先のインポート

物は試しに、「Windows Live メール」を選んで作業してみましたが 、こんなエラーメッセージが標示されました。
CSV ファイルの形式が正しくありません。

CSV ファイルの形式が正しくありません。Outlook CSV 形式でエクスポートされたファイルであることを確認してください。

そこで、いったん、Windows Live メールのアドレス帳にインポートしてみました。次のようにします。

  1. Windows Live メールを開き、アドレス帳を開きます。
  2. 「ホーム」タブの「インポート」を開き、「カンマ区切り(.csv)」を選択
    「ホーム」タブの「インポート」を開いたところ
  3. 「CSV のインポート」画面が開きますので「参照」ボタンをクリック。
  4. CSVファイルを指定し、「開く」ボタンをクリック
  5. 「CSV のインポート」画面に戻りますので、「次へ」ボタンをクリック。

すると・・・。「インポートするフィールドの割り当て」で質問者さんのいうように、文字化けが発生します。Web上のアドレス帳では、日本語で書いてあった部分が「テキスト フィールド」欄で文字化けしています。

「テキスト フィールド」欄で文字化けしている「インポートするフィールドの割り当て」

このまま、インポートすると、日本語で書かれていた部分が文字化けしたまま、書き込まれてしまいます。

この現象は、Windows Live メール 2009の際にも、Windows Live メール のアドレス帳 で紹介しました。Windows Live メール 2012でも直っていなかったのですね。なお、Outlook 2016のアドレス帳で、同じ CSV ファイルをインポートしてみましたが、こちらは文字化けすることなく取り込めました。もし、持っているのでしたら、Microsoft Outlook で作業されることをお勧めします。

さて、Windows Live メールのアドレス帳は、文字コードに「UTF-8」を使っています。この現象は、書き出した CSV ファイルの文字コードが「ANSI」であると文字化けします。そこで、書き出した CSV ファイルの文字コードを次のようにして変更します。

  1. CSV ファイルを右クリックします。
  2. 表示されたメニューの「プログラムから開く」より「メモ帳」を選択します。
    CSV ファイルを右クリックして「プログラムから開く」より「メモ帳」を選択
  3. メモ帳の「メニュー バー」の「ファイル」を開き、「名前をつけて保存」を選択。
  4. 「名前をつけて保存」の画面が開きます。
    下の方の「文字コード」欄が「ANSI」になっていることでしょう。
    「文字コード」欄が「ANSI」
    「文字コード」欄右端の ▼ボタンを押して、「UTF-8」へ変更します。
    「文字コード」欄を開いたところ
  5. 「保存」ボタンを押します。
  6. 「名前をつけて保存の確認」が表示されますので、「はい」を押して、上書き保存します。
  7. 「メモ帳」を×ボタンで閉じます。

では、Windows Live メールのアドレス帳へインポートする続きです。

  1. 「インポートするフィールドの割り当て」で文字化けが解消していることを確認します。
    「インポートするフィールドの割り当て」で文字化けが解消
  2. 「テキスト フィールド」を1つずつ選択し、「割り当ての変更」ボタンを押します。
  3. 「割り当ての変更」でインポートする「テキスト フィールド」の割り当てを決めます。
    割り当ての変更
    ※「1」の画像の場合は、上から「名前」「電子メール アドレス」「メモ」と割り当てるといいでしょう。
  4. インポートする「テキスト フィールド」の欄にチェックをつけ、正しく割り当てられているのを確認したら、「完了」ボタンを押します。
    インポートする「テキスト フィールド」の欄にチェックをつけ、正しく割り当てられているのを確認
  5. 「インポート中」の画面が表示され、程なく消えます。

以上で、Windows Live メールのアドレス帳へインポートが完了します。Windows Live メールを Microsoft のWeb メールでサインインして使っている場合は、これで、アドレス帳が同期されるはずなのですが、うまくいきません。「カレンダー」ともに「アドレス帳」の同期も、停止してしまったようです。そこで、Windows Live メールのアドレス帳からエクスポートして、Outlook 連絡先でインポートします。

長くなりましたので、この続きは、Windows 10:Windows Live メール で使っていたアドレス帳を「People」アプリで使いたい でどうぞ。

ムービーメーカーから Facebook へ投稿できない

Windows Essentials 2012のムービーメーカーを使っています。Facebookに出来上がった動画をアップデートしようと思い、「共有」の「Facebook」をクリックしました。ムービーの解像度を選択した後、「サービスは現在、利用できません。」と表示されました。何度もやり直してみましたが、うまくいきません。こんな場合、どうするといいのでしょう?

ムービーメーカーを起動すると、「ホーム」タブの「共有」に「Facebook」のアイコンが表示されます。

Movie Maker「ホーム」タブの「共有」に「Facebook」のアイコンがある

Facebook アイコンをクリックすると、下記のように「ムービーの解像度を選択してください」と表示されます。

ムービーの解像度を選択してください

解像度を選択して進みます。Windows Essentials 2012の画面で、しばらくアクセスしています。

アクセス中のWindows Essentials 2012の画面

しかし、「サービスは現在、利用できません」と表示されます。

サービスは現在、利用できません

この画面には、小さく「一時的な問題を修復しています。間もなく復旧する見込みです」と表示されていますが、残念ながら復旧されません。

以前は、Microsoft のサービスと Facebookを連携させることができました。これを Facebook Connect と言います。この Facebook Connect が2015年6月に変更され、Microsoft のサービスと連携できなくなりました。そのため、ムービーメーカーから Facebook へ動画を投稿することもできなくなりました。

ムービーメーカーから直接 Facebook へアップロードできなくなっただけです。ムービーメーカーで作成した動画を、「ファイル」-「ムービーの保存」で名前を付けて保存してから、Facebook へブラウザを使ってアップロードしてみてください。

参考:Facebook Connect は利用できなくなりました – Office のサポート

MS、WindowsやOutlook.comなどのFacebook連携サービスが利用不能になる旨を発表 – 窓の杜

なお、Windows Essentials 製品は、かなり不備が多くなってきました。2017年1月10日には、サポートが終了し、以降はダウンロードもできなくなりますので、今後は利用が困難になります。

なお、Windows 10をお使いの場合は、Windows 10 用のムービーメーカーがWindows ストアから入手できるようになるとのことですが、まだ配信されていません。

Windows Essentials ダウンロード オプション – Windows ヘルプ

Essentials 2012 リリース ノート – Windows ヘルプ

Windows 10 用 Open Live Writer が「ストア」アプリから配信

Windows Essentials の中にあったブログ更新用アプリの Windows Live Writer は、オープンソース版の Open Live Writer が利用可能です。

さて、Windows 10用の Open Live Writer が「ストア」アプリから配信されています。

Open Live Writer – Microsoft ストアの Windows アプリ

「ストア」アプリで Open Live Writer

早速、ダウンロードしてインストールしてみました。

※ Windows 10 Anniversary Update をした Ver.1607 Build 14393 以降で利用できます。

「ストア」アプリから配信されていますが、ストアアプリ版ではなく、デスクトップアプリですね。Desktop App Converter を使うとデスクトップアプリのインストールファイル(.msiなど)をユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP)アプリ(ストアアプリ版のこと)の配信用パッケージを生成できるのだそうです。

参考:Windows 10 Anniversary Updateで旧式アプリがよみがえる? (ITmedia PC USER) – Yahoo!ニュース

Open Live Writer  からダウンロードできるタイプは、Build 0.6 です。Windows 10用アプリの Open Live Writer は、Build 0.6.1.0 でした。

Windows 10用アプリの Open Live Writer のバージョン情報

Windows 10で Windows Essentials 2012は使えないのですか?

2016年8月15日に Windows 10 で Windows Live Essentials は使えないのですか? を紹介しました。

あれから、2016年9月15日に日本語版のWindows Essentials ダウンロード オプション – Windows ヘルプEssentials 2012 リリース ノート – Windows ヘルプ が更新されています。Windows Essentials ダウンロード オプション – Windows ヘルプ では、「ダウンロードできる Windows Essentials のエディション」として、Windows Essentials 2012 に Windows 10 も入りました。

ダウンロードできる Windows Essentials のエディション

しかし、Windows Essentials 2012 のシステム要件で確認すると、Windows 10が含まれていません。

Windows Essentials 2012 のシステム要件 オペレーション システム

何ともはっきりしないので、Twitter を使ってマイクロソフトサポートさんに質問してみました。こんな感じのやり取りです。

Windows Essentials のダウンロードページが更新されました。Windows 10も2012を利用するよう記載されましたが、動作保証外でしょうか?

遅くなっても構いません。ついでに、Windows 10で使うと、セキュリティに問題が発生するかどうかも知りたいです。よろしくお願いします。

 お待たせ致しました。サポートページ上では #Windows10 が含まれておりますが、Windows Essentials はWindows10では動作保証外です。セキュリティの件は再度確認するのでお待ちください。

お待たせしました。Windows Essentialsは #Windows10 上で動作保証外のため、セキュリティについても保証いたしかねます。

ということで、Windows 10 上で Windows Essentials 2012は動作保証外で、利用は自己責任になります。つまり、Windows 10 では、Windows Essentials 2012の機能テストが行われていません。しかし、Windows 10 にインストールでき、動作します。だたし、すべての機能が正しく動作するかどうかは、Microsoft もわかりません。Microsoft からのサポートはありませんし、問題があっても修正されることもありません。

2016年9月現在、多い質問が Windows Live メールを使っていてメールの送受信ができなくなったというものです。「Windows 10 になってからの問題?」と感じている方が多いようですが、これは、Windows Live メールでの @Outlook.com や @Live.jp、@Hotmail.co.jp といったMicrosoft のWebメールアドレスが Outlook.com のシステム変更により HTTP サーバーが利用できなくなったために起こります。

Outlook (account_name) アカウントでメッセージを送受信できません。

サーバー エラー: 3219
サーバー: ‘https://mail.services.live.com/DeltaSync

参考:Windows Live メールで送受信できない サーバー エラー: 3219

よって、下記ページを参考に手動でIMAP サーバーなどに設定し直せば、@Outlook.com といったMicrosoft のWebメールも Windows Live メールで利用可能です。

Outlook メールで利用中のアドレスを Windows Live メールへ手動で設定

Windows Essentials 2012のサポート終了期限は、Windows 10に限らず2017年1月10日までです。Windows Essentials 2012のダウンロードは、この日までです。しかし、この日以降、Windows Essentials 製品を使っていて、いきなりリスクが増すわけではありません。よって、急いでアンインストールする必要はありません。

でも、できるだけ早く、似たような機能を持っているアプリケーションに乗り換えることをお勧めします。それぞれ、代わりになるアプリケーションを紹介します。なお、OneDrive とファミリーセーフティは、Windows 8.1以降、Windowsのシステムに組み込まれています。

  • Windows Live メール
    メール:ブラウザで Outlook メール へアクセスするか、Microsoft Office Outlook (2010 もサポートされていますが、できれば 2013 以上の最新バージョンの方がスムーズ)や他のメールソフト、Windows 8.1 や Windows 10に標準インストールされている「メール」アプリをお使いください。
    カレンダー:ブラウザで Outlook カレンダー へアクセスして確認するか、Windows 8.1 や Windows 10に標準インストールされている「カレンダー」アプリをお使いください。
    アドレス帳:ブラウザで Outlook 連絡先 へアクセスするか、Windows 8.1 や Windows 10に標準インストールされている「People」アプリをお使いください。
    フィード:Microsoft Office Outlook の「RSS フィード」で閲覧することできます。
    参考: Outlook 2016 でRSS フィードを閲覧したい
    ニュースグループ:すでにサービスが終わっていますので、今後も利用できません。
  • フォトギャラリー
    Windows 8.1以降、標準搭載されている「フォト」アプリがかなり近い機能を持っています。
  • ムービーメーカー
    Windows 10に対応したストアアプリ版のムービーメーカーが間もなく配信されるとのことです。2016年9月20日現在、「ストア」アプリで「Movie Maker」と検索するといくつか見つかります。しかし、まだ Microsoft 製品では見つけていません。
  • Windows Live Writer
    英語版ですが、オープンソースのものが公開されています。Open Live Writer からダウンロード可能です。また、Windows 10 用は「ストア」アプリからもダウンロードできます。操作画面は英語ですが、操作ボタンの配置は日本語版と同じです。