ココログのリニュアル後に Open Live Writer で投稿

@nifty のブログサービスであるココログがリニューアルしました。管理ページへのアクセスは、リニュアル前 https://app.cocolog-nifty.com/t/app でした。しかし、下記URLに変更されています。

http://www.cocolog-nifty.com/t/sso/start

ブラウザの「お気に入り」に登録してある場合は、修正しておきましょう。

さて、管理ページもいろいろ変わってしまいました。私は、ココログに記事を投稿するのに、Web ページは使わず、Windows 10 のストアアプリである Open Live Writer を使っています。コマンドは、すべて英語表記なのですが、ワープロ感覚で操作できるので、便利に使っています。しかし、ココログリニューアル後は、Open Live Writer から全く投稿できなくなっていました。

そこで、ココログの管理画面を丹念に見ていくと、「XML-RPC設定」というのが見つかりました。「XML-RPC設定」には、「外部ツールを使用した投稿の設定を行うことができます」と書いてありました。

リニューアル前は、自分のブログのURLとココログにログインする ID、パスワードで Open Live Writer のセットアップができました。しかし、リニューアル後は、「XML-RPC設定」にある情報が必要であることがわかりました。

まず、「XML-RPC設定」は、次のようにしてアクセスします。

  1. ココログ管理ページにログインします。
  2. ページ右上にある「コントロールパネル」を選択
  3. 「コントロールパネルメニュー」が開くので「サイトアクセス」にある「XML-RPC設定」を選択

「XML-RPC設定」には、次の項目が表示されています。

XML-RPCエンドポイントURL http://app.cocolog-nifty.com/t/api
XML-RPC用ID ご自身のID
XML-RPCパスワード発行 「発行する」ボタンを押すと表示されます

Open Live Writer には、これらの情報が必要です。なお、「XML-RPCエンドポイントURL」は、ココログのユーザー共通ですが、XML-RPC用IDとパスワードは固有の物です。よそ様に知られてしまわないようご留意ください。

「XML-RPC設定」を確認できたら、Open Live Writer でセットアップします。なお、Windows Live Writer も似たような感じです。

  1. Open Live Writer を起動
  2. 「ファイル」-「Options」と進みます。
  3. 左側から「Accounts」を選択
  4. 既に登録してあるココログのアカウントを選択し、「Remove…」ボタンを押して削除します。
  5. 「Add」ボタンを押します。
  6. 「What blog service do you use?」で、「Other service」にチェックをつけ、「Next」ボタンを押します。
  7. 「Web address of your blog:」欄にご自身のココログのURLを入力。
  8. 「User name」に「XML-RPC用ID」を入力
  9. 「Password:」に「XML-RPCパスワード」を入力
  10. 「Remember my password」にチェックをつけて、「Next」ボタンを押します。
  11. 「Select blog type」が表示されます。「Type of blog that you are using:」欄を「Metaweblog API」にします。
  12. 「Remote posting web address for your blog:」に「XML-RPCエンドポイントURL」である「http://app.cocolog-nifty.com/t/api」と入力し、「Next」ボタンを押します。
  13. セットアップが始まります。
  14. 途中、テーマを反映するかどうか聞かれますので、「Yes」か「No」を押します。
  15. 「Your blog has been set up」と表示されたら完了です。「Blog nickname」がご自身のブログ名であることを確認し「Finish」ボタンを押します。
  16. 「Options」を「OK」ボタンで閉じます。

以上で、セットアップ完了です。記事を書いたら「Home」タブにある「Publish」を押せば、投稿できます。しかし、Open Live Writer から「カテゴリ」を設定できませんでした。

2019年3月23日 追記:
ココログに記事を投稿して確認してみています。Open Live Writer からは、記事をアップできても画像が全く表示されません。Web 上で書いた記事であれば、画像が表示できます。Open Live Writer で記事を書いてアップロードし、画像だけを Web 上から編集で挿入してみました。しかし、エラーになり保存ができません。

そこで、Open Live Writer で書式を設定して記事を書くだけにします。アップロードは、Web 上でOpen Live Writer に書いた本文をコピペで貼り付けます。画像もWeb上からアップロードし挿入しました。これならば、Web 上で保存可能でした。

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Windows 10 用 Open Live Writer が「ストア」アプリから配信

Windows Essentials の中にあったブログ更新用アプリの Windows Live Writer は、オープンソース版の Open Live Writer が利用可能です。

さて、Windows 10用の Open Live Writer が「ストア」アプリから配信されています。

Open Live Writer – Microsoft ストアの Windows アプリ

「ストア」アプリで Open Live Writer

早速、ダウンロードしてインストールしてみました。

※ Windows 10 Anniversary Update をした Ver.1607 Build 14393 以降で利用できます。

「ストア」アプリから配信されていますが、ストアアプリ版ではなく、デスクトップアプリですね。Desktop App Converter を使うとデスクトップアプリのインストールファイル(.msiなど)をユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP)アプリ(ストアアプリ版のこと)の配信用パッケージを生成できるのだそうです。

参考:Windows 10 Anniversary Updateで旧式アプリがよみがえる? (ITmedia PC USER) – Yahoo!ニュース

Open Live Writer  からダウンロードできるタイプは、Build 0.6 です。Windows 10用アプリの Open Live Writer は、Build 0.6.1.0 でした。

Windows 10用アプリの Open Live Writer のバージョン情報

Windows 10で Windows Essentials 2012は使えないのですか?

2016年8月15日に Windows 10 で Windows Live Essentials は使えないのですか? を紹介しました。

あれから、2016年9月15日に日本語版のWindows Essentials ダウンロード オプション – Windows ヘルプEssentials 2012 リリース ノート – Windows ヘルプ が更新されています。Windows Essentials ダウンロード オプション – Windows ヘルプ では、「ダウンロードできる Windows Essentials のエディション」として、Windows Essentials 2012 に Windows 10 も入りました。

ダウンロードできる Windows Essentials のエディション

しかし、Windows Essentials 2012 のシステム要件で確認すると、Windows 10が含まれていません。

Windows Essentials 2012 のシステム要件 オペレーション システム

何ともはっきりしないので、Twitter を使ってマイクロソフトサポートさんに質問してみました。こんな感じのやり取りです。

Windows Essentials のダウンロードページが更新されました。Windows 10も2012を利用するよう記載されましたが、動作保証外でしょうか?

遅くなっても構いません。ついでに、Windows 10で使うと、セキュリティに問題が発生するかどうかも知りたいです。よろしくお願いします。

 お待たせ致しました。サポートページ上では #Windows10 が含まれておりますが、Windows Essentials はWindows10では動作保証外です。セキュリティの件は再度確認するのでお待ちください。

お待たせしました。Windows Essentialsは #Windows10 上で動作保証外のため、セキュリティについても保証いたしかねます。

ということで、Windows 10 上で Windows Essentials 2012は動作保証外で、利用は自己責任になります。つまり、Windows 10 では、Windows Essentials 2012の機能テストが行われていません。しかし、Windows 10 にインストールでき、動作します。だたし、すべての機能が正しく動作するかどうかは、Microsoft もわかりません。Microsoft からのサポートはありませんし、問題があっても修正されることもありません。

2016年9月現在、多い質問が Windows Live メールを使っていてメールの送受信ができなくなったというものです。「Windows 10 になってからの問題?」と感じている方が多いようですが、これは、Windows Live メールでの @Outlook.com や @Live.jp、@Hotmail.co.jp といったMicrosoft のWebメールアドレスが Outlook.com のシステム変更により HTTP サーバーが利用できなくなったために起こります。

Outlook (account_name) アカウントでメッセージを送受信できません。

サーバー エラー: 3219
サーバー: ‘https://mail.services.live.com/DeltaSync

参考:Windows Live メールで送受信できない サーバー エラー: 3219

よって、下記ページを参考に手動でIMAP サーバーなどに設定し直せば、@Outlook.com といったMicrosoft のWebメールも Windows Live メールで利用可能です。

Outlook メールで利用中のアドレスを Windows Live メールへ手動で設定

Windows Essentials 2012のサポート終了期限は、Windows 10に限らず2017年1月10日までです。Windows Essentials 2012のダウンロードは、この日までです。しかし、この日以降、Windows Essentials 製品を使っていて、いきなりリスクが増すわけではありません。よって、急いでアンインストールする必要はありません。

でも、できるだけ早く、似たような機能を持っているアプリケーションに乗り換えることをお勧めします。それぞれ、代わりになるアプリケーションを紹介します。なお、OneDrive とファミリーセーフティは、Windows 8.1以降、Windowsのシステムに組み込まれています。

  • Windows Live メール
    メール:ブラウザで Outlook メール へアクセスするか、Microsoft Office Outlook (2010 もサポートされていますが、できれば 2013 以上の最新バージョンの方がスムーズ)や他のメールソフト、Windows 8.1 や Windows 10に標準インストールされている「メール」アプリをお使いください。
    カレンダー:ブラウザで Outlook カレンダー へアクセスして確認するか、Windows 8.1 や Windows 10に標準インストールされている「カレンダー」アプリをお使いください。
    アドレス帳:ブラウザで Outlook 連絡先 へアクセスするか、Windows 8.1 や Windows 10に標準インストールされている「People」アプリをお使いください。
    フィード:Microsoft Office Outlook の「RSS フィード」で閲覧することできます。
    参考: Outlook 2016 でRSS フィードを閲覧したい
    ニュースグループ:すでにサービスが終わっていますので、今後も利用できません。
  • フォトギャラリー
    Windows 8.1以降、標準搭載されている「フォト」アプリがかなり近い機能を持っています。
  • ムービーメーカー
    Windows 10に対応したストアアプリ版のムービーメーカーが間もなく配信されるとのことです。2016年9月20日現在、「ストア」アプリで「Movie Maker」と検索するといくつか見つかります。しかし、まだ Microsoft 製品では見つけていません。
  • Windows Live Writer
    英語版ですが、オープンソースのものが公開されています。Open Live Writer からダウンロード可能です。また、Windows 10 用は「ストア」アプリからもダウンロードできます。操作画面は英語ですが、操作ボタンの配置は日本語版と同じです。

Windows Essentials 2012は2017年1月10日でサポート終了

Windows 10用のムービーメーカーが間もなく配信? で、お知らせしましたが、Windows Essentials 2012のサポートが2017年1月10日で終了します。同時に、Windows Essentials 2012 製品のダウンロードもできなくなります。

この件は、2016年9月3日のこの記事を公開した当初、英語版の Windows Essentials 2012 Release Notes で紹介されていました。また、2016年9月15日に、日本語版 でも更新されているのを確認しました。2017年1月10日までにどうするといいのかも、紹介されています。その部分を日本語版から引用して紹介します。

Windows Essentials 2012 はまだダウンロード可能ですか?
Windows Essentials 2012 スイートは、サポート期間の終了日 (2017 年 1 月 10 日) までダウンロード可能です。

インストール済みの Windows Essentials 2012 アプリケーションはどうなりますか?
既にインストールされているアプリケーションは、引き続き現在と同じように動作します。ただし、サポートされていない製品の使用をサポート終了日以降も続けると、セキュリティ リスクが高くなります。

Windows Live メールは引き続き使用できますか? 
はい、できます。ただし、一部のメール サービス プロバイダーは、セキュリティと信頼性を改善するために、Windows Live メールでサポートされていない新しい電子メール プロトコルに移行しています。これらのメール サービス プロバイダーでは、機能しなくなる可能性があります。

代わりになる機能としてお勧めのものはありますか?
メールは、Windows 8.1 以上に無料の組み込みアプリケーションとして含まれています。
フォトは、Windows 8.1 以上に無料の組み込みアプリケーションとして含まれています。
ムービー メーカーは、Windows 10 ユーザー向けにまもなく Windows ストアから入手できるようになります。
Live Writer は、オープン ソース ソリューションとして入手可能です。
OneDrive は、Windows 8.1 以上に含まれています。
ファミリー セーフティは、Windows 8.1 以上に含まれています。

「Windows Essentials 2012 はまだダウンロード可能ですか?」の補足:
Windows Essentials ダウンロード オプション ページで入手できるインストールファイルは、インターネットに接続した環境でインストールするタイプです。このインストールファイルでは、サポート期間の終了日の2017 年1月10日以降、インストールできなくなるでしょう。サポート期間の終了日以降にインストール作業をしたい場合は、Windows Essentials 2012 オフラインインストールファイルが必要です。これも、2017 年1月10日以降は、ダウンロードできなくなると思われますので、事前にダウンロードしておいてください。

「代わりになる機能としてお勧めのものはありますか? 」の補足:
※Windows Live メールは、Microsoft Office Outlook や他のメールソフト、Windows 8.1、Windows 10に標準インストールされている「メール」アプリをお使いください。
※2017年2月13日現在、「ストア」アプリで「Movie Maker」アプリの配信は見つかりません。それどころか、Essentials 2012 リリース ノート – Windows Help から「ムービー メーカーは、Windows 10 ユーザー向けにまもなく Windows ストアから入手できるようになります。」が削除されました。そこで、PowerPointが代替として使えないか考えてみました。詳細は、PowerPoint をムービーメーカーの代替えに使ってみた でどうぞ。
※オープンソースの Live Writer は、英語版ですが Open Live Writer からダウンロード可能です。

Windows Essentials 2012 をインストールするために必要なオペレーティング システムは?
Windows Essentials 2012 プログラムは、Windows 7 (32 ビットまたは 64 ビット バージョン)、Windows 8.1 (32 ビットまたは 64 ビット バージョン)、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008 Service Pack 2 および Windows Server 2008 プラットフォーム更新プログラム、または Windows Server 2012 上で動作します。Windows Essentials 2012 を Windows Server または N SKU で実行するには、追加のインストール要件が必要になる場合があります。

Windows XP 用 Windows Live Essentials 2009 のダウンロード サービスは終了しました。Windows XP のサポート終了についての詳細を見る

Windows Vista 用 Windows Live Essentials 2011 のダウンロード サービスは終了しました。

Windows Live ファミリー セーフティが Windows 8.1 にインストールされない
Windows Live ファミリー セーフティは Microsoft ファミリー セーフティに置き換えられ、Windows 8.1 の一部になりました。このため、Windows Live ファミリー セーフティを Windows 8.1 にインストールすることはできません。Windows 7 PC を Windows 8.1 にアップグレードする場合は、Windows Live ファミリー セーフティを実行することもアップグレードすることもできません。その代わり、Windows 8.1 の一部として、Microsoft ファミリー セーフティを利用できるようになります。これには、Windows Live ファミリー セーフティのすべての機能が含まれています (さらに、新しい機能も導入されています)。

ソフトウェア モードでアニメーション GIF と絵文字が無効になる
お使いの PC で、ハードウェア レンダリングではなくソフトウェア レンダリングが使われている場合、Windows Essentials 2012 にはアニメーションが表示されません。

ムービー メーカーとフォト ギャラリーは別々にはインストールできない
Windows ムービー メーカーと Windows フォト ギャラリーは多くの機能を共有しているため、別々にインストールすることができません。つまり、PC にインストールされているムービー メーカーとフォト ギャラリーのいずれかが以前のバージョンである場合、新しいバージョンにアップグレードすると両方のプログラムがインストールされます。

Windows Live Mesh の代わりに Microsoft OneDrive がインストールされる
Windows Live Mesh がインストールされている場合、Windows Essentials 2012 をインストールすると Windows Live Mesh は自動的に削除され、その代わりに Microsoft OneDrive がインストールされます。OneDrive のすべての内容をすべての PC と同期するには、各 PC に OneDrive をインストールする必要があります。これは Mac の場合も同様です。

ということで、Windows Essentials 2012は、最新版(2016年9月現在 Version 2012 Build 16.4.3528.0311)で利用し、2017年1月10日以降は速やかに似たような機能を持つアプリに乗り換えることをお勧めします。

現在、特に問題が多い、Windows Live メールでの @Outlook.com といったMicrosoft のWebメールによる下記エラーは、HTTP サーバーが利用できなくなったために起こります。

Outlook (account_name) アカウントでメッセージを送受信できません。

サーバー エラー: 3219
サーバー: ‘https://mail.services.live.com/DeltaSync_v2.0.0/Sync.aspx’
Windows Live メール エラー ID: 0x8DE00005

参考:Windows Live メールで送受信できない

よって、下記ページを参考に手動でIMAP サーバーに設定し直せば、@Outlook.com といったMicrosoft のWebメールも Windows Live メールで利用可能です。

Outlook メールで利用中のアドレスを Windows Live メールへ手動で設定

サポート終了期限は、2017年1月10日までです。以降、Windows Essentials 2012製品は、上記の「代わりになる機能としてお勧めのものはありますか? 」で紹介したアプリをご利用ください。

2017年1月11日 追記:
2017年1月10日が過ぎました。1月11日現在、どんな感じになったのか? Windows Essentials がダウンロードできなくなりました でどうぞ。

Windows 10 で Windows Live Essentials は使えないのですか?

Windows 7 から Windows 10へアップグレードしました。Windows 7の頃に、Windows Live Essentialsを使っていました。特に Windows Live メールとMovie メーカー、Windows Live Writerをよく使います。Windows 10でも利用したいのですが、使えないのでしょうか?

まずは、バージョンを確認しましょう。各製品を起動して「ファイル」(もしくは「ホーム」タブの左側)-「バージョン情報」で確認できると思います。

参考:Windows Essentials ダウンロード オプション

Version 2011 と表示された場合
かなり古いバージョンをお使いのようです。2016年8月現在、このバージョンのダウンロードは終了しています。上記参考サイトから、Windows Essentialsをダウンロードしてインストールしてください。

Version 2012 と表示された場合
Windows Essentials 2012のシステム要件を確認すると、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1 となっていて、Windows 10はありません。しかし、Windows Essentials ダウンロード オプション に「Windows Essentials 2012 は、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 でご利用になれます。」とあるように2016年8月現在は、Windows 10で使えないこともありません。

Windows Essentials ダウンロード オプション ページ

2016年8月現在、取得できるのは Build 16.4.3538.0311です。これより、古い Buildを使っている場合も、上記参考サイトから、Windows Essentialsをダウンロードしてインストールしてください。

※Windows 10に初めて Windows Essentialsをインストールしようとすると、「.NET Framework 3.5」のインストールを求められます。

Windows Essentials の製品には、ムービー メーカーとフォト ギャラリー、Microsoft OneDrive、メール、Writer、Messengerがセットでインストールできるようになっています。しかし、インストールする際は、推奨の「Windows Essentials をすべてインストール」ではなく、「インストールする製品を選択」を選択してインストールします。

Windows Essentials 2012 「インストールするプログラムの選択」

Messenger は、既に終了してしまったサービスなので、インストールしないでください。「Messenger」のチェックは外します。なお、「Microsoft OneDrive」はWindows 10のシステムに組み込まれているからでしょう。「このプログラムはインストール済みです」と表示されるようです。

image

ということで、Windows 10でインストールできるのは、ムービー メーカーとフォト ギャラリー、メール、Writerの4つです。それぞれ、どんなふうに利用したらいいのか、コツを少し紹介します。

Windows Live メール の場合

Windows Live メールで送受信できない で、解説しましたが、かなり利用範囲が狭くなっています。ただ、英語圏でのマイクロソフト コミュニティでは、「Windows 10でも Windows Live メールは使える」とあさっり答えています。
参考:Microsoft Community: Windows live mail on Windows 10? 
Windows 10のシステムに不都合が起こるということは確認されていません。ただ、Windows Live メールで不都合が起きる場合があるだけです。それも、「パソコンによっては」です。Outlook メールで利用中のアドレスを Windows Live メールへ手動で設定 を参考にして、物は試しにセットアップしてみるといいでしょう。

フォト ギャラリーの場合

フォト ギャラリーもサインインできますが、大量の写真を「フォトメール」にして送ることができません。また、新規インストールした場合、パソコンによっては「Microsoft SQL Server 2005 Compact Edition が見つからないため、フォト ギャラリーが起動できません」というメッセージが表示されるとのことです。「Microsoft SQL Server 2005 Compact Edition」は、既に製品サポートが終わっているためダウンロードセンターでも配信されていません。
参考:マイクロソフト コミュニティ: 東芝製パソコンです。Windows Live フォト ギャラリーが使用したい。
しかし、クリーンインストールしたWindows 10に、2016年9月1日、Windows Essentialsをインストールしてみたところ、自動的に「Microsoft SQL Server 2005 Compact Edition」がインストールされているのを確認しました。
自動的に「Microsoft SQL Server 2005 Compact Edition」がインストールされた
これも「パソコンによっては」のようです。ただ、Windows 10に標準搭載されている「フォト」アプリが、かなり近い機能を持っています。Windows 10でフォトギャラリーを利用できない場合は、「フォト」アプリを使ってみた方がいいでしょう。

ムービー メーカーの場合

ムービー メーカーは、私も割と使います。これに代わるアプリはまだ見つけていません。なお、私の環境では、Windows 10でも利用可能です。しかし、パソコンによっては、ムービー メーカーがうまく機能しないタイプがあります。Windows 10で利用できる場合は、かなりラッキーだと思った方がいいでしょう。また、Windows 7までは標準搭載されていた DVD メーカーがWindows 8以降、非搭載になっています。これは、Windows 10でも同じで、Windowsの機能を使ってムービー メーカーで作成した動画をDVDに焼くことはできません。

2016年9月2日 追記:
情報が入りました。Windows 10用のムービーメーカーが間もなく配信? でどうぞ。

Windows Live Writerの場合

Windows Live Writerは、今も、この記事を書くのに使っています。Windows 10でも十分利用可能です。なお、Windows Live Writerは、オープンソース版が利用可能になりました。Open Live Writer からダウンロード可能です。今は、英語版ですが、機能アイコンの配置は、Windows Live Writerと変わりありませんので、使い慣れている方には、そんなに難しくないと思います。
参考:Open Live Writer を使ってみた

Windows Essentials 2012には、Windows 10がシステム要件に含まれていませんので、ある日突然全く使えなくなるかもしれません。利用する際は、そういうことも考慮して自己責任の下、ご利用ください。

2016年9月3日 追記:
Windows Essentials 2012のサポート終了日がわかりました。詳細は、Windows Essentials 2012は2017年1月10日でサポート終了 でどうぞ。

2016年9月20日 追記:
Windows 10でのWindows Essentials 2012の利用は自己責任になります。詳細は、 Windows 10で Windows Essentials 2012は使えないのですか? でどうぞ。

Windows Live Writer で「タイトルについての警告」が!

Windows Live Writer で記事を書いて投稿したところこんなメッセージがでました。

タイトルについての警告
こんな場合、どうするといいのでしょう。

ブログのタイトルを入力しないで、「投稿」や「下書きをブログに保存」を押したのでしょう。この場合は、「タイトルについての警告」で「いいえ」を押して、タイトルを入力してから、再度、「投稿」や「下書きをブログに保存」を押します。

「はい」を押すとこういうエラーになるブログサービスもあります。
ブログ サーバーの問題

しかし、WordPress では、ブログのタイトルが記載していなくても、投稿できてしまいました。しかし、タイトルがないブログは、混乱のもとです。

タイトルは必ず入力して投稿しましょう!

gooブログへ Windows Live Writer 2012から投稿

gooブログを使っています。Windows Live Writer 2012から投稿や編集をしたいのです。どういう風に設定するとできるのでしょう?

調べてみたところ、goo ブログも Windows Live Writer 2012の利用が可能でした。次のようにしてみてください。まずは、goo ブログへログインして設定を変更します。

  1. gooブログにログインする
  2. 左側のメニューから「設定」内の「外部サービス連携」を選択
    gooブログの左側メニュー
  3. 「XML-RPCを利用した各種サービス連携」で「サービス連携機能の使用」を「使用する」に切り替える。
  4. 下に表示された「パスワード欄」に、任意のパスワードを入力して設定する。(goo ブログへログインする際のパスワードとは違うものを設定する)
    XML-RPCを利用した各種サービス連携
    ※ここで入力したパスワードを Windows Live Writer のパスワードで使います。
  5. 「変更を保存する」ボタンを押す
  6. 「更新処理が完了しました」と表示されたら、完了

続いて、Windows Live Writer 2012の設定に入ります。なお、既にWindows Live Writer を使っていて、今回、goo ブログを追加登録する場合で紹介します。初めて Windows Live Writer を使う場合は、「5」から作業してください。

  1. Windows Live Writer 2012を起動。
  2. 「ファイル」タブを押して、表示されたメニューから「オプション」を選択。
    Windows Live Writer 「ファイル」タブ
  3. 左側の欄から「アカウント」を選択。
  4. 右側の「追加」ボタンを押す。
    Windows Live Writer 「オプション」の「アカウント」
  5. 「どのブログ サービスを利用しますか?」で、「他のサービス」を選択して、「次へ」ボタンを押す
    「どのブログ サービスを利用しますか?」
  6. 「ブログ アカウントの追加」で「ブログの Web アドレス」欄に自分の gooブログのURL、ユーザ名、パスワード(先の「XML-RPCを利用した各種サービス連携」で設定したパスワード)を入力。
    「ブログ アカウントの追加」
  7. 「ブログ種類の選択」で「使用するブログの種類」を「Movable Type API」に変更。「ブログのリモート投稿用の Web アドレス」欄に http://blog.goo.ne.jp/xmlrpc.php と入力。「次へ」ボタンを押す。
    「ブログ種類の選択」
  8. 「ブログ テーマのダウンロード」は、任意のボタンを押す
    ブログ テーマのダウンロード
    「はい」を押すと、「プレビュー」した際に、Web 上のブログのイメージで表示できる。
    「いいえ」では、Web 上のイメージで表示できない。
  9. 「ブログが構成されました」と表示されて「ブログのニックネーム」に自分のブログのタイトルが表示されたら「完了」ボタンを押す。
  10. 開いているダイアログを「OK」ボタンを押して閉じる。

さて、このままで記事を書いて投稿すると、下記のように「サーバーの応答が無効です」というエラーが表示されます。

サーバーの応答が無効です

これは、Windows Live Writer のエンコードが goo ブログのものと違っているためです。次のようにして、変更します。

  1. 「ホーム」タブで、「ブログのアカウント」が「goo ブログ」になっているのを確認
  2. 「ブログ アカウント」タブを開き、「ブログのオプション」を押します。
    「ブログ アカウント」タブ内 
    「ファイル」タブからは、「オプション」-「アカウント」で、編集したいブログを選択後、「編集」ボタンを押します。
  3. 左の項目から「詳細設定」を選択。
  4. 「文字セット」が「規定(euc-jp)」になっていることでしょう。これを「Unicode (UTF-8):utf-8」に変更します。
    ブログのオプションの「詳細設定」
  5. 「OK」ボタンを押す。
  6. 「ホーム」タブに切り替えて、「投稿」を押します。

以上で、正しく投稿できるかどうか、確認します。

WLWで投稿後ココログの「HTML編集」を開くと 【2014年11月24日版】

2014年11月11日に WLWで投稿後ココログの「HTML編集」を開くと【IE11編】 で、Windows Live Writer で投稿後、IE11でココログの「HTML編集」に入った妙なスペースを「F12開発者ツール」で削除する方法を紹介しました。

そうしたところ、何かあったのでしょう。2014年11月11日に紹介した方法でも、削除できないのに気がつきました。

しかし、ちょっとやり方を変えてみたところ、削除することができました。次のように作業してみてください。

  1. Windows Live Writer で記事を書き、ココログへ投稿。
  2. 投稿後、IE11でココログの管理ページへログインし、投稿した記事を編集するページを開く
  3. 「HTMLの編集」タブを開くと空白タグ [  ] がたくさん入っている。
    空白タグ [  ] がたくさん入っている
  4. F12キーを押して、「F12開発者ツール」を起動
  5. 左側のメニューの「エミュレーション」を選択して、「ドキュメント モード」を「8」に変更
    「エミュレーション」の「ドキュメント モード」
  6. 自動的に、「記事の作成」タブに戻るので、再度「HTMLの編集」タブを開く
  7. 無駄な空白タグ [  ]が消えました。
    無駄な空白タグ [  ]が消えた
  8. 「F12開発者ツール」を表示させたまま、編集作業をして、「保存」します。
  9. 反映されたのを確認したら、「F12開発者ツール」を×ボタンで閉じます。

WLWで投稿後ココログの「HTML編集」を開くと【IE11編】

2009年2月に、Windows Live Writer で投稿後、Firefox でココログの「HTML編集」を開くと、妙なスペースがたくさん入ることを紹介しました。

WLWで投稿後ココログの「HTML編集」を開くと・・・

あの時は、回避方法としてブラウザにFirefoxではなく、Internet Explorer を使うようお勧めしました。

さて、IE10 以降、この現象が Internet Explorer でも起こるようになりました。それでも、IE10では、「互換表示」を使うことで回避できました。

ところが、IE11になりまして、互換表示を使っても現象を回避できなくなりました。「一つずつ手動で、空白タグ [  ] を消す?」とも考えたのですが、何とも面倒です。

そこで、F12開発者ツールを使えば、現象を回避できることがわかりましたのでご紹介します。

  1. Windows Live Writer で記事を書き、ココログへ投稿。
  2. 投稿後、IE11でココログの管理ページへログインし、投稿した記事を編集するページを開く
    ココログの記事編集ページ
  3. 「HTML編集」タブを開く
    ココログのタグ編集ページ
    [  ] タグがいたるところで見えます。
  4. 再び「記事の作成」タブに戻る
    「HTML編集」タブを開いたら記事の段落に妙な空白ができた
    記事の段落が妙に開いてしまいます。
  5. F12キーを押して、「F12開発者ツール」を起動
    IEの下部に収まっている場合は、右側にある「ピン留めを外す」を押します。
  6. 左側のメニューより「エミュレーション」を選択。
    「F12開発者ツール」のエミュレーション
  7. 「ドキュメント モード」を「Edge」から「9」に変更。
    「モード」の「ドキュメント」モードを「9」に変更
  8. 「ドキュメント モード」が「9」になったのを確認したら、右上の「×」ボタンで、「F12開発者ツール」を閉じます。
    「ドキュメントモード」が「9」の「F12開発者ツール」
  9. 妙な空白行が無くなります。
    ココログ記事編集ページで妙な空白行がなくなった
  10. 「HTMLの編集」タブを開いても、[  ] タグは見当たりません。
    「HTMLの編集」タブを開いても、[  ] タグがない

以降は、「ドキュメント モード」が「9」のままで保持されますので、「F12開発者ツール」を立ち上げて、閉じれば完了です。

Firefoxでも、この現象が発生します。IE9以前は発生しなかったのは、IE9以前が何か不適切な部分があったのでしょう。Windows Live Writer は、その不適切な対応のまま作られたのだと思われます。

IE10以降は、適切になったわけですが、Windows Live Writer は対応できないので、このような現象が起きるのだと考えます。

Windows Essentials は、2014年になった今でも、バージョンが2012で止まっています。果たして、今後はどうなるか?すごく便利に使っているので、対応してくれるといいのですけど。

2014年11月24日 追記:
ここで紹介した方法でも、[  ] タグが削除できなくなりました。何かの更新プログラムで変わったのでしょうか?少しやり方が変わりました。
WLWで投稿後ココログの「HTML編集」を開くと 【2014年11月24日版】 でどうぞ。

Live Writer で画像を挿入すると勝手に文字が入る

Windows Live Writer を使っています。最近、記事入力欄に画像を挿入すると、「©」と一緒に「2013」と数字が画像内に入るようになりました。どんな画像を挿入しても、自動的にこの文字が入り込みます。どうしたら消せるのでしょう?

それは、こういう感じだと思います。写真の右下に「©2013」と入っています。
右下に「©2013」と入っている

これは、画像内に「透かし」が入っている状態です。「透かし」は、画像を選択すると表示される「画像ツール」内で見つかります。
画像ツールの「形式」タブ内にある「透かし」

開いてみると、こんな具合。初めから「©2013」と入力されています。「OK」ボタンを押すと、画像内に指定した文字列が透かしとして挿入されるという具合です。
「透かし」のダイアログ

「透かし」を挿入したままで、「既定に設定」を実行してしまったのでしょう。
画像ツールの「形式」タブ内にある「既定に設定」

以降は、「透かし」を挿入した状態が画像を挿入する際の規定になってしまいます。「透かし」を解除したい場合は、次のようにします。

  1. 任意の画像を記事中に挿入します。
  2. 挿入した画像をクリックして選択し、「画像ツール」の「形式」タブを開きます。
  3. 「画像のスタイル」内にある「透かし」をクリックします。
  4. 「透かして表示するテキスト」欄に挿入されている文字列を削除して、「OK」ボタンを押します。
    「透かして表示するテキスト」欄の文字列を削除
  5. 「設定」内にある「既定に設定」をクリックします。

画像を挿入しても、「透かし」が入らなくなったかどうか、確認します。

なお、Windows Live メールでも似たような感じになっている場合は、「透かし」を設定したまま、「規定に設定」したのだと思われます。同じようにして解除してみてください。