OneDrive の「Personal Vault」とは
2019年9月18日 コメントを残す
OneDrive を使っています。「パーソナル Vault を使用する」というメッセージが表示されました。これは、いったい何なのでしょう?
こんなメッセージが表示されたのでしょう。
もしくは、ブラウザで OneDrive.com にアクセスすると、こんな感じで「パーソナル Vault をご利用ください」と表示されたかもしれません。
「パーソナル Vault (Personal Vault)」は、OneDrive 上にある特別に保護された場所で、最も重要な書類や気密性の高いファイル、写真などを保管できるものです。
すべての Microsoft アカウントで利用できるようになりました。
ただ、まだ、一部でしか利用できるようになっていません。公式の案内の下記ページには、「ニュージーランド、およびカナダで間もなく提供が開始され、今年の終わりまでに全世界でご利用いただけるようになります。」とありました。
参考:パーソナル Vault で OneDrive ファイルを保護する – OneDrive
しかし、日本でも一部の Microsoft アカウントで利用できるようになったようです。私の日本で取得した Microsoft アカウントでも、1つ利用できるようになっていました。
ブラウザ上の「開始する」ボタンを押すと利用可能になります。まずは、「Personal Vault」の説明画面を確認。「次へ」ボタンを押します。
「次へ」ボタンを押すと「本人確認」を求められます。「確認」ボタンをして設定してある二段階認証で認証させます。
以上で「個人用 Vault」のフォルダーが開き、利用可能になりました。
また、Windows 10 のエクスプローラー上でも「OneDrive」から「Personal Vault」を利用したい場合、セットアップする必要があります。通知領域の「OneDrive」アイコンを押すと表示される「パーソナル Vault」の「開始する」ボタンを押します。
こちらも、「パーソナル Vault」の説明画面を確認し「次へ」ボタンを押します。
「パーソナル Vault の準備がほぼ完了しました」と表示されたら、「許可」ボタンを押します。
「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」ボタンを押します。二段階認証で設定してある方法で認証が求められますので、認証します。
以上で、エクスプローラーでも OneDrive の「個人用 Vault」フォルダーが開きました。
後は、必要に応じて、重要なファイルや写真などを「個人用 Vault」フォルダーに移動します。
そして、Windows 10 の通知領域にある「OneDrive」アイコンを右クリックした際のメニューにも、こんな感じで「個人用 Vault 」に関するメニューが追加されます。ロックが解除されて入り場合は、「個人用 Vault のロック」が表示されます。ロックが解除されていますので、「個人用 Vault」フォルダーにアクセス可能です。
「個人用 Vault」フォルダーがロックされると、メニューは「個人用 Vault のロックを解除」になります。
「個人用 Vault」フォルダーは、ロックされていますので、「個人用 Vault」フォルダーにアクセスするか、「個人用 Vault のロックを解除」を押して、二段階認証で設定してある方法で認証してロックを解除してから利用します。
追記:
「個人用 Vault」フォルダーを非表示にしたい場合は、OneDrive の「Personal Vault」を無効にしたい をどうぞ。
2019年9月19日 追記:
Office 365 Solo を利用しているアカウントでも、「Personal Vault」が利用できるようになりました。Office 365 Solo の OneDrive Premium 機能の「高度なセキュリティ」のおかげで、「個人用 Vault」フォルダーに保存できるファイル数に制限がないのに気がつきました。(最大容量は1TBまで)なお、無償版の方は、3ファイルしか保存できません。そのほか、Office 365 Solo だとストレージの容量プランが拡張できます。詳しくは、Office 365 Solo のストレージ容量プランが拡張 でどうぞ。